約 1,877,422 件
https://w.atwiki.jp/filansea/pages/7.html
さ~そ サイ=サイシー(機動武闘伝Gガンダム) 性格はおっちょこちょいで明るい。ドモンのことを「アニキ」と呼んで慕う。 また、拳法の腕前も抜群であるほか、中華料理の腕前もかなりのもの。ただしオバケなどは苦手である。 何せパイロットスーツがぴっちんぱっつんのウェットスーツ仕様!これはたまりませんってばw。CVにも注目したい物がw 冴場京二(さえばきょうじ/スポチャン対決!~妖怪大決戦) 剣崎仁を庇いいじめられっ子から助けていた正義感の強い子。スポーツチャンバラでは地区大会等でもチャンピオンになる程の腕前。それがいつの間にか魔妖怪の力を手に入れてしまって性格が変わってしまった。本の正義感あふれる少年に戻るのは何時のことになるのか。 早乙女与一(さおとめよいち/終わりのセラフ) 目の前で姉を吸血鬼に殺され、復讐を誓い日本帝鬼軍に入隊する。百夜優一郎とは同級生。心優しいがいざというときは困難に立ち向かえる子。ちょっとドジッ子でよく学校ものアニメにいる「いじめられっ子」でもあった。それでいて曲がったことは大嫌いなんですよね、この子ったら。 先島光(さきしまひかる/凪のあすから) 口が悪く素直じゃないけど正義感が強くって、面倒見が良い。猪突猛進な所もある中学生。海の世界での神社宮司の息子だが特にその事については気にしていない。冬眠から目覚めた後は、地上の時間経過に何とかついて行こうと努力する一面も。初回登場が短パンにエプロンという凄い格好であったのはいうまでも無く(何)。 桜田セキト(さくらだせきと/ヒーローバンク) 七服神の一人・龍牙とのバトルに苦戦しているカイト ナガレ達の前に介入、その後カイト達のクラスに転向してきた謎の少年。その正体は日本政府からの特命を請けたエージェント。ヒーロー着を装着せずとも電磁介入することで電脳空間に生身のまま入る事が出来、電脳空間に詳しい。もちろんヒーロー着を着て戦うこともあるがカイトの味方なのか敵なのかは果たして・・・? 櫻田輝(さくらだてる/城下町のダンデライオン) とある国の王族「櫻田家」の三男(末息子)。小学生。特殊能力を持ち、この子は「怪力超人(リミットオーバー)」。重量物を持ち上げたり、建物の外壁を登ることができたりという外見の小ささ(!)に比べて能力はでかい。一番小さい割りにはしっかり者。 櫻田遥(さくらだはるか/城下町のダンデライオン) 櫻田輝と同じく王族「櫻田家」の次男。中学生。特殊能力は「確率予知(ロッツオブネクスト)」。あらゆるパターンの確立を推測し知ることができる。主人公である三女のフォロー役に回ることもままある。 佐々木優太(ささきゆうた/キューティクル探偵因幡) 自称因幡の助手。女装癖がアリ、常に女装していて「女子校」に通うれっきとした少年。 中国奥地で会得したと言われる秘孔を使った拳法で因幡を狼男に変身させることができる。 常識に欠ける子というか、何なんでしょ、この子w サスケ(幻想水滸伝II) とある忍者の里の副頭領のカスミを密かに慕っているウブな少年。 そのカスミは2の主人公を慕っていると言うからその辺の関係はややこやしいものw。 サマルトリアの王子(DRAGON QUEST II) ショタとして扱っていいものかどうか迷いましたが、大半のファンサイトやおねーさま方のサイトで13~16歳ぐらいの年齢設定で書かれてたりするので掲載決定! ドラクエ2作目で男の子ながら魔法が使え剣も使えるというパッと見オールマイティなキャラ。 しかし実は筋力がそれほど無く、大切なときには判断力に欠けたり、ここ一番という時に攻撃をミスしたりとちょっと情けない所も。 実はこの子、法服の下は黒の全身タイツ着用という格好なんですねぇ。そこの所が萌えていたりするわけで、わけで。 小夜左文字(さよさもんじ/刀剣乱舞) 左文字銘の短刀。「年長けて また越ゆべしと思ひきや 命なりけり小夜の中山」という西行法師の歌から名付けられたといわれる。寺の小僧が着ける袈裟に大きな市女笠を背負っている。そのお陰でエフェクトが見えないという苦情もあったほど。先述の詩から分かるように復習を念頭に置いている子のため口から出てくるのは戦闘のことばかり。それでも兄(宗三左文字、江雪左文字)にちやほやされてるのは内心嬉しい。柿が大好物(これも曰くがある)。 三条海里(さんじょうかいり/しゅごキャラ!) 外見から見てもメガネに真ん中分けの頭髪といった頭脳派。しかし、主人公(日奈森あむ)の2歳年下。 メンバー中最年少ながらも何かと仕切ることが多く、さりげない気遣いが出来年齢の割には大人びた風体を見せる。 古風な言い回しをよく使い「以後よしなに」などと言うことが。昔から宮本武蔵にあこがれを抱いており、キャラなりした際にでもポニーテールの宮本武蔵似の髪型に変わる。 アニメ版のキャラを見ればこれでも年下?と思えるほどの言動。流石ですわぁ。 椎名翼(しいなつばさ/ホイッスル!) 主人公と同じ中学生。なのに思考は既に大人。子どもの考え方を口走ったりしないのがこの子の魅力。 ショタっこにも関わらずサッカーのユニフォーム以外だと短パン半袖はあまり似合わない。 なのに、お姉様方には色々といじられる有様。得意なのは口からでてくるマシンガントーク。 放っておけば2~3時間は有に喋るのではと言うほどの話題の豊富さ。 シール・ド・サブレ(蛙の為に鐘は鳴る/大乱闘スマッシュブラザーズ) お人よしかつ単純であるが情には厚い。経済大国の王子として生まれたためか金銭面の不自由はなく、何でも金の力で解決できると思っている。 泳げなく、カナヅチ。ただ、作品中で蛙に変身すると泳げるようになる。デラーリン打倒後、ティラミス姫と結婚。 作品中では温泉玉子で蛇に、水に触れると蛙に、幸せの果実を食べると人間になる。 ゲームボーイがまだモノクロ時代に出たRPGで、おいらがクリア出来た数少ないアクションRPGの一つ。 でも、実はソフト自体買ってなくって店頭試技台でクリアしてしまったという逸話がある。なお、名前は任意に付けられる。 汐留行(しおどめいく/ミラクルトレイン・大江戸線へようこそ!) 大江戸線を擬人化したアニメのキャラクター。その中で汐留駅を擬人化してキャラクターとしたもの。 見た目は14~15歳の少年。実は擬人化キャラクターのため年齢設定がない。隠れ鉄道オタクで、他の面子より鉄道のことが詳しい。 お茶マニアでもあり、日本茶インストラクターの資格も持っている。ショタ色がメンバー中一番強い。 ジーニアス=セイジ(テイルズオブシンフォニア) イセリアに住むハーフエルフの少年。主人公の親友で、姉リフィルがいる。名門学校から招待を受けるほどの頭脳の持ち主。 パーティではリフィルに次いで学力に長け、物理学の衝撃の計算を暗算であっさり行える。 嫌いな食べ物が人参と言うところがおこちゃまですな。剣玉で敵を倒すのもお子ちゃまっぽくGood。 ジタン=トライバル(FinalFantasy IX) ジェノムと呼ばれる尻尾が生えた種族の子。表向きは歌劇団、裏を返せば盗賊団の「タンタラス」の一員。幼少の頃の記憶が無く、明るくお調子者で女好き。ただ、困ってる人は見過ごせないたちで、その性格が故に大きな事件へと巻き込まれてゆく。トランスした時の全裸が何とも(何)。 J(爆走兄弟レッツ&ゴー) つなぎというよりかは全身タイツですな。あんなにぴったりとしてるんですから。それにあのこんがりと焼けたような皮膚色。 世話好きで烈や豪たちの間を取り持つ緩衝材といった所でしょうか(何)。 ジェナス=ディラ(GetRide!アムドライバー) 何かと熱血少年であり、まっすぐな心を持つ子。何がこの子に興味を持たせたってあーた、ドライブスーツですよ。 いざ戦闘となると普段着からドライブスーツと呼ばれる頭から足のつま先までぴっちりと覆われた全身タイツのような服に身を包んで戦闘をおっぱじめるんですから。そこが魅力的なんですなぁ。はぃ。 ジャン・アンリ=ダッソー(アルバレアの乙女) 嵐雷聖騎士団団長。5人いる騎士団団長の中で一番年が若い。 行動、考え方も全て少年っぽく、それが故に周りに多少なりと迷惑をかけることもあるが、逆にそれが基点となって主人公であるプレイヤー(女性)に有利に働くことも。 このゲームは5人のうちの1人をターゲットとして恋愛成就させる・・・というのが本来の目的ではあるが、この子ばかりを目的に遊んでばかり居たというのは秘密。 シュウ(イナズマイレブンGO) フィフスセクターの育成場所「ゴッドエデン」に関わる少年。サッカーの力量こそ人の力量であるという強い概念を持つが、話すと意外とそうでもなく、天然色丸出し。映画版では雷門イレブンとチームを組んだゴッドイレブンチームとのキャプテンをも務めた。もみあげに特徴あり。 シューゴ(.hack//黄昏の腕輪伝説) 「.hack//」は元々ゲームなのだが架空ゲームの名称でもあるらしい(よくは知らない)。 その中での男の子剣士なのがこのシューゴ(秀悟)。女の子キャラにでれでれになるところなどはショタの原則に適してますな。 ジューダス(テイルズオブデスティニー2) 怪物の頭蓋骨をかぶった剣士の少年。言動からは大人っぽいところがあるが、食べ物に好き嫌いがあったり、カイルをからかったりなどするところを見るとお子ちゃまっぽいところも。 実はこの子、リオン=マグナス(テイルズオブデスティニー)である。 シュン(幻想水滸伝V) 闘技奴隷の少年。ゲームの序盤と終盤にしか出て来ませんが、その格好たるやそばかすに筋肉質の腕、それに闘技奴隷ってだけでおにーさんは萌え萌えですよ・・(照れ)。 ジュニア(ガイナンジュニア/ゼノサーガ) 本来は26歳の青年(?)。でも、やることなすこと少年っぽく見えるのは私だけではないはず。 銃を貰って少年見たく喜んでみたりとか。ケイオスと並んでみるとこれまた腹違いの双子の兄弟見たいに見えてくるから不思議。 翔(しょう/ポップンミュージック) 頭身が小さいからかおにーさんの目にとまることに。 バスケットの少年自体はそんなに萌えることはないのですが(偏見)、やっぱり頭身の小ささからなんでしょうかねぇ。 ジョーイ(本名:ジョセフ=カーター=ジョーンズ/HEROMAN) どこにでもいそうないじめられっ子の平々凡々な少年。とあるきっかけから玩具のロボットを拾いそれがいつしか巨大化して世界を救うヒーローに。 貧乏な家のため学習時間を削ってアルバイトをしているため成績は中の下辺り。恋愛関係のことには奥手でその手の話にはのってこない。 ジル(ドルアーガの塔~the Aegis of URUK) 一応パーティのリーダーだが「登頂者」としての経験は浅く1話でゴブリンに体当たりされ伸びる程の経験の無さ。 ただ身体は頑健で、専ら盾役として役割を果たす事が多い。顔はショタっこ。妄想に走るととことんのめり込むタイプらしい。 白銀スバル(しろがねすばる/クロスファイトビーダマン) 龍ヶ崎カケルのライバル。小さい頃からビーダマンをやらされていて腕は一級品。 実はちょっと照れ屋さんで、ツッコミに弱い所もある。一匹狼な所も見せるが決める所は決める。 白銀レッカ(しろがねれっか/ガイストクラッシャー) 揉め事に首を突っ込み10倍にも100倍にもふくれあげて終わらせることが好きな少年。ただ困った人がいたら助けるのが心情。いつもここぞと言うときには必ず空腹で、お弁当などで腹一杯食べないと力が出ない。猪突猛進な所もあるが意外と情に厚い。コスチュームがピチパツなので加点有り(何の)。 シン=アスカ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY) アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主人公。幼いながらも軍役に従事。 目の前で両親と妹を惨殺された暗い過去を持ちながら、それに復讐するために従事するという理由が単純。 猪突猛進ですぐかっとなりやすいが思いやりの心も持つ優しい子。 シンク=イズミ(DOGDAYS) 日本人とイギリス人とのハーフで、英国籍。実家は英国に有り、別荘が日本にある。趣味はアスレチックで、高いところからの飛び降りやかなりの距離があるジャンプもお手の物。フロニャルドへ行って「戦」が鬼ごっこのようなものだと分かると俄然張り切り、ミルヒオーレやガウル達とも拳を交える。ドジな面もあるが決めるところはきっちり決めるヒロイックな性格の持ち主。 進藤守(しんどうまもる/ネットゴーストPIPOPA) 勇太とは全くの逆でネットやコンピュータに関する知識は大人顔負け。勇太の転校前の親友。 ネット世界にさまよう事になる勇太をその持ち前のプログラミング技術で助ける存在。天才っこも儂は好きですな。 こう、天才肌を見せてお兄ちゃんぶる子って言うのも。 ジン=ラッセル(問題児たちが異世界から来るそうですよ?) 齢11にしてギルド「ノーネーム」のリーダー。所持ギフトは「精霊使役」。知識や洞察力、機転の良さはギルド一を誇る。 かつて敵であった時の他のギルドもその能力は舌を巻く。ギルドとしての活動はとある事件をきっかけに低迷しており、 かつての栄華を取り戻すために努力している。 鈴風草太(すずかぜそうた/おとぎ銃士赤ずきん) ひょんなことから「赤ずきん」を居候させることになった不運の小学生。 けど居候させてからは意外と赤ずきんやら眠り姫達とも上手くやっている。 ショタっこではあるものの意外とナイトとしての心意気は強く、時折赤ずきんをかばうといったシーンも見受けられる。 昴(すばる/聖闘士星矢Ω) 光牙を慕って鋼鉄聖闘士養成所から抜け出し旅をする少年。鋼鉄聖闘士養成所の中ではずば抜けた才能を持ってはいるものの、言うことを聞かない(猪突猛進)ためか、養成所のコーチとも諍いを起こしている。ようやく鋼鉄聖闘士から青銅聖闘士へと昇格を果たす。青銅聖闘士での聖衣は「子馬座」。ただ、この鋼鉄聖闘士は仮の姿であり、その正体は光牙たちに仇なす「サターン」であった。・・・・だから最初から声が(ごにょごにょ III(すりー/遊戯王ZEXAL) ナンバーズを集めている3兄弟の一人。末の弟で兄のIVには懐いている。 バトルはなかなかの腕前ではあるが、今一歩の決め手に欠ける。ショタ度は200%お墨付きの可愛さ。 州倭慎吾(すわしんご/機神大戦ギガンテックフォーミュラ) 田舎育ちの一少年。ゲームが大好きで一度始めると周囲が分からなくなるほど。 とあることがきっかけで世界を巻き込むロボット大戦のパイロットになる。 両親は事情により死別しており、施設で育てられており、その時に名字が付けられた。何でこの子がおいらの目に止まったか。 答えは一つ。ロボットもののパイロット特有のつなぎでエナメル質のパイロットスーツを着てるから(えへ)。 瀬尾雄斗(せおゆうと/ユート) スピードスケート(ショートトラック)でひたむきに頑張る姿を書いた作品の主人公の少年。 スピードスケートと言えばほぼ全身タイツのようなウェアを纏ってやる競技。 そこに儂は萌えたわけですよ。もうかわいいったらありゃしないw。連載が打ち切られたのが残念w 刹那=F=セイエイ(せつな=えふ=せいえい/機動戦士ガンダムOO) アニメ「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)」の主人公。非常に無口。 冷静沈着で人を殺すのにも顔一つ表情を変えないという怖さの子。 だけどお兄ちゃんの目にとまればそんな事関係ないのさー!パイロットスーツはつなぎで、ぴったり密着だし。 瀬野アラタ(せのあらた/ダンボール戦機WARS) LBXが大好きで、LBXプレイヤー育成専門学校に入学した少年。猪突猛進で、人思い。LBXのことになると他の勉強そっちのけでのめり込むタイプ。おかげで教官に絞られることもしばしば。熱血馬鹿なんだけど何故か憎めない、そんなやつなんですな。 芹沢瞬兵(せりざわしゅんぺい/勇者聖戦バーンガーン) 勇者シリーズでは異色のゲームもの。気弱で泣き虫な所があるが、正義感が強い。 遅刻の常習犯で留年するかもしれないと危惧したこともあるらしい。 王道である半ズボンは穿いているが長袖だったりする・・・。 ゲーム内で半袖になってくれないかなと淡い期待を持つお兄ちゃんがここに一人・・・。 先導アイチ(せんどうあいち/カードファイト!!ヴァンガード) クラスでもぱっとしない平々凡々な中学生の男の子。 ただ、「ヴァンガード」というカードゲームの「ブラスターブレード」に描かれた騎士に「いつかはこんなかっこいい人になりたい」とあこがれる。 そんなある日彼はそのカードをくれた男の子と出会いヴァンガードの勝負をすることとなる。 引っ込み思案な彼なのにブラスターブレードの前では強気になれる彼。そこのギャップがかわええんですけどね。 旋風寺舞人(せんぷうじまいと/勇者特急マイトガイン) いい所のお坊ちゃま。若年にしてコンツェルンの総帥であるこの子。 女の子に対してはシャイな一面も見せる。いい所のお坊ちゃまだけあって幼い頃から英才教育を受け、頭脳明晰スポーツ万能で非の打ち所がない。 黒をベースとし、ジャケットとガーターをつけている。戦闘時にはこれに特製のヘルメットをかぶる。 特徴としては15歳に見えない童顔。そこに惹かれる所があるのは秘密ですw。 ソウジロウ=セタ(ログ・ホライズン) オンラインゲーム「エルダー・テイル」のキャラ。過去にチーム「放蕩者の茶会」での前衛を務め偉業を成し遂げる。今ではギルド「西風の旅団」を立ち上げ弱小ながらギルドマスターを務めている。名前の通り原案は「瀬田宗次郎」であり、明治時代の新撰組に関連するキャラであることは一目瞭然。自分のことを「前衛バカ」と言う程作戦に関しては立案するよりも実行する方のキャラ。見た目は15~6才のキャラ。シロエの作戦に一枚噛もうとしているようだが・・・?でも、ショタなんですよね、結局は。 ソウタ(ゾイドジェネシス) 元々は主人公に敵対していたディガルド軍軍人。だが、あるきっかけで自分が掌でもてあそばれていることを知り、主人公に味方をするように。 以後は討伐軍に身を置き、その才能を活かしてコトナと共にギルドラゴンを操縦したり、専用のランスタッグで戦闘に参加したりした。 見た目はバトルスピリッツの「J」に似ている。ええショタっぷりで、「闇の力」に染まる時でもショタらしい雰囲気たっぷり。 そこがお兄さんの食指を動かしたともそうでないとも。 ソーマ(甲虫王者ムシキング) 森の民の世界で一人で旅を続ける孤独な少年。自分の力だけを頼りに旅をしている。ナイーブでクールな性格。 ポポの友人でありライバルでもある。どこかQMAのセリオスに似ている所があるのよね・・。 相馬空海(そうまくうかい/しゅごキャラ!) あむの先輩であり教育係。5人兄弟の末弟であるが明るく活発でサッカー部の主将。 頼れるお兄さん的存在で、運動神経はかなり良い。 猪突猛進な一面も見せるがあむ達にいさめられている。 どこにでも居るようなやんちゃな男の子って感じではないんだけど、ムードメーカーとしているようなそんな感じの男の子。この子も半ズボン着用。
https://w.atwiki.jp/loaceli/pages/40.html
鰤たん ギルティギアのブリジット。ヨーヨーを武器に戦っている。 とにかくかわいい。ショタコンにはもってこいのキャラ。 ぶりたんかわゆす 塗り絵Ver
https://w.atwiki.jp/wiki7_diamond/pages/50.html
2→3 3→2
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/2216.html
~病室~ ミーナ「なんなのこれ・・・・・・。」 まず、ベッドの上に鎮座する狐色の丸い物体、これを物体Aと呼称する。 その物体Aに縋りつくエーリカと引き剥がそうと奮闘するバルクホルン。 これが現在、ミーナの眼前で展開されている光景だ。 正直よく解らない。 だが傍観したままでは始まらないと判断し、とりあえず物体Aに縋りつく寝ぼすけエースを 目標にすえる。 ミーナ「お は よ う フラウ、トゥルーデも。」 エーリカ「あー・・・・・・ミーナ、おはよ・・・う!?」 バルクホルン「お、おはようミーナ。」 実ににこやかに挨拶したはずであるにも拘らず、相手の表情は引き攣り気味である。 エーリカに至っては一瞬で目が覚めてしまったらしい、何故かは謎であるが。 ミーナ「フラウ、とりあえず早く着替えてきて、もう直ぐ朝食の時間よ?」 エーリカ「わ、わかったよ!」 自室から持ち込んだのであろう枕を抱え、脱兎のごとく病室から飛び出して行った。 普段からこれぐらい寝起きが良ければいいのに、とミーナが思うのも仕方のない事だろう。 ミーナ「トゥルーデ、一体なにがあったの?」 バルクホルン「私も朝食の前に僕少尉の様子を見ておこうと思ってな。 来てみたらハルトマンが一緒に寝ているのを発見して、とりあえず起こそう としたんだ。 そしたら先に僕少尉が起きてしまってな。 いきなり人がいて吃驚したのか、尻尾を出して丸まってしまったんだ。 あとは見ての通りだ。 悪い事をしてしまった。」 バルクホルン曰くこの物体A、どうやら僕らしい。 今は毛並みのい良い尻尾で完全に外部から隔離されているのが現状だ。 たしかに防御力は高そうである。 だがこの状態を解くには少々骨が折れるかもしれない。 ミーナ「そう、解ったわ。 トゥルーデも先に食堂に向かっててもらえる?」 バルクホルン「ああ、宮藤たちにも少し遅れると伝えておくよ。」 ミーナ「ええ、お願いね。」 バルクホルンが退室し、病室には物体Aこと僕とミーナの二人きりとなった。 とりあえずベッドの淵に腰掛け、黄金色の毛並みを撫でてみる。 ミーナ(これは・・・・・・手が離せないわ。) その毛並みはとても柔らかく、艶やかで滑る様な手触りを伝えてくる。 ハルトマンがなかなか離れなかったのも頷けると言うものだ。 ミーナ(顔をうずめたくなってしまうわね。 ・・・・・・少しだけならいいかしら。) と、ミーナが考えたときには既に眼前十数センチの所にまで顔を接近させていた。 ここで物体Aがもぞもぞと動き、中から尻尾を掻き分けて僕が顔を覗かせる。 そこは丁度ミーナが顔を近づけていた所だ。 図らずも数センチの距離で見詰め合う事となってしまった二人。 鼻先が触れそうである。 その状態が十秒ほど続いた後、先に動きを見せたのは僕だった。 僕「あの、オハヨウゴザイマス・・・・・・。」 ミーナ「・・・・・・え、あぁ。 おはよう。」 僕「・・・・・・ぇぅ。」 至近距離は少々耐え難いのか、半分ほど顔を引っ込めてしまった。 まだ警戒は続いているらしく、落ち着かない様子だ。 ミーナ「・・・・・・(なにこのカワイイイキモノ) お、驚かせちゃったかしら。 ごめんなさいね?」 僕「ぅ~・・・・・・。 いえ・・・・・・大丈夫です。」 とは言ったものの、未だに居心地悪そうに鼻から上だけ顔を覗かせた状態だ。 ミーナはそんな僕の頭に手を置き、優しく撫で始める。 ミーナ「昨日は大変だったけど、よく頑張ってくれたわね。 結構な難敵だったみたいだけど、おかげで助かったわ。 でも、あまり無茶しちゃ駄目よ?」 僕「はい・・・・・・んぅ。」 撫でられるのが心地良いらしく、僕は目を細めてされるがままとなっている。 そして、ようやく緊張も解れたのか、体を包んでいた尻尾もほどけて小柄な体が露になった。 ミーナ(これは・・・・・・マズイ、マズすぎるわ!) 何やらマズイ事になってしまったらしい。 ちなみに今の僕は成人用の病室着に身を包み、ぺたりとベッドに座り込んだ状態だ。 サイズが合ってないせいか服が少々肌蹴ており、左肩から胸元までが大きく開かれている。 さらに、少し前屈みになっているせいで白い素肌と幾許かの傷跡が見て取れる。 付け加えるとすればこんな所だろうか。 そんな状態で目を閉じて撫でられる感触に身を任せているのが現状だ。 確かに少々無防備すぎるかもしれない。 ミーナ(誘っているの?誘っているのね? ・・・・・・お持ち帰りしちゃおうかしら。 いえ、むしろ此処で頂き―――。) 宮藤「おはよう、僕君。 ミーナさんもおはようございます。」 リネット「おはようございます、ミーナ中佐。 おはよう、僕君。」 ミーナが慌てて入り口の方を見ると割烹着姿の宮藤とエプロン姿のリネットがいた。 極めて危険な思考を巡らし始めていたミーナだったが、結局は二人によってその欲求を発散 させる機会を逸してしまった。 ミーナ「お、おはよう、二人とも。(あ、あぶなかった)」 僕「おはようございます、宮藤軍曹、ビショップ曹長。」 リネット「リーネでいいよ、階級とかもいらないから。 って、あの、えーっと……。」 宮藤「私も階級は付けなくていいからね? あ、玉藻さん、おはようございます。」 僕「あぅ……、玉藻おねーちゃん、おはよう。」 玉藻「おはようございます。 お二人には初めまして、ですね。 僕の使い魔の玉藻と申します。」 ミーナが向き直ると、ベッドの上には僕を膝に乗せて肌蹴た服を整える妖弧の姿があった。 ~食堂~ バルクホルン「で、ハルトマン。 なんで僕少尉のベッドにお前が寝ていたんだ?」 納豆をこねつつバルクホルンが問う。 ちなみにエーリカに因る『病室侵入事件』は既に周知となっており、現在バルクホルン大尉 による尋問が慣行されている。 周りの反応は、呆れ、妬み、興味、等様々である。 エーリカ「えー、オトメの秘密をこんなトコで話すなんて……ィヤン♪///。」 などとの給いつつ顔を赤らめるエーリカ、はぐらかす気なのはみえみえだ。 しかし、そんな事で引き下がるバルクホルンでは無い。 バルクホルン「何がオトメの秘密だ!!。 第一、いくら幼いからって寝床に侵入するとは。 貴様それでも―――」 ミーナ「おはよう、みんな。」 バルクホルンがヒートアップし始めた所でミーナが食堂に入ってきた。 騒がしくなっていた食堂もミーナの登場によっていくらか落ち着きを取り戻す。 坂本「おはよう、ミーナ。」 ペリーヌ「おはようございます、ミーナ中佐。」 シャーロット「おはよう、中佐。」 ルッキーニ「おはよー。」 サーニャ「おはようございます、中佐。」 エイラ「オハヨー、中佐。」 エーリカ「モグモグ」 バルクホルン「ミーナ、僕少尉はどうだったんだ?」 ミーナ「なんとか落ち着いてくれたわ。 今は二人と一緒に食事中でしょうね。」 恐らく二人とも気を使ったのであろう。 宮藤とリネットは此処では無く病室で食事をとるらしい。 シャーロット「そう言えば、宮藤が別に何か作ってたな。」 ルッキーニ「なんだろうねーアレ。」 坂本「おそらく、雑炊か何かだろう。 体力の落ちている時には消化に良い物を食べさせた方が良いからな。 扶桑では、床に伏せっている者には粥や雑炊を食べさせるのが一般的なんだ。」 一同「へぇー」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 芳佳です。 只今、僕君とリーネちゃん、そして玉藻さんと一緒に朝ごはんを食べています。 そう言えば、一部の肉食動物の母親が子供に食事を与える場合には、まず母親が獲物の肉を 咀嚼して柔らかくしてから子供に食べさせるそうですね、口から口に直接。 ……。 ええ、失念してました。 玉藻さんは狐です、そして僕君は人間です。 でも、親子のような間柄な訳で……。 何が起きているのかは以下のリーネちゃんのコメントを持ってお察し頂ければ幸いです。 リネット「え、えっちなのはいけないとおもいますっ!!」 僕君……愛されてるね♪ おぉぅ、舌まではいってるよ……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 一同「ごちそうさまでした。」 朝食も食べ終わって食後のお茶を飲み始めた頃、再びバルクホルンが問い始めた。 バルクホルン「さて、改めて訊くが何でハルトマンは僕少尉と一緒に寝てたんだ?」 エーリカ「えー、またそれ訊くの~? ……まぁ、ご飯も食べ終わったしいいかな。」 坂本「なんだ、まるで朝食前だと都合が悪かったみたいだな?」 エーリカ「あー、てゆーか朝からお通夜色の雰囲気っていうのに叩き込みたくなかった だけなんだけどね。 ちょっと繊細なのもいることだし、いまは病室だけど。」 今度ははぐらかす事は無く答えるつもりらしい。 しかし気は進まない様子だ。 エイラ「ナンダそれ、また重い話しナノカヨ。」 エーリカ「まぁねー、それが昨日に―――」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~病室~ こんばんは、エーリカ・ハルトマンです。 只今、僕少尉の寝てる病室にお邪魔してます。 と、言うのも少々事情がありまして。 坂本少佐曰く、僕少尉は添い寝したら巻き込まれるぐらい寝相が悪いそうで。 まぁ、ベッドに入って朝になったら床の上だったっていうぐらい寝相の悪い自分としては 気になる訳ですよ。 他人の寝相と言うものは。 さて、僕少尉の寝姿拝見っと。 僕「・・・・・・う・・・っく・・・・・・うぅ・・・・・・いや・・・だ・・・いっちゃ・・・・・・やだ・・・・・・」 ……んー、ちょっと予想外。 ってゆーかメチャクチャうなされてるよ、この子。 しかも泣いてるし。 最早寝相が悪いってレベルじゃない。 もしかしてこれが毎晩? だとしたら、まともに寝れた事なんて無いんじゃないの? エーリカ「一体どうしたらココまで酷くなるんだよ……。」 そうこうしている内に、手が宙をさまよい始めた。 まるで何かを追い駆けているみたい。 思わず手を握ってしまった。 僕「・・・隊長・・・・・・」 隊長・・・・・・? ああ、前の部隊のか。 そう言えばこの子を残して戦闘不能になったんだっけ。 話しによれば、この子が戦線に居たのは7~8歳の頃だ。 そんな頃に仲間の墜されるところを目の当たりにして、それからはずっと一人。 支えてあげる人も居ないんじゃぁこうなっても仕方ないかな。 ってゆーか使い魔とやらは何してたのさ。 むぅ、それにしてもしっかりと手を握りこまれてしまった。 放してくれる気配はまったく無いね。 準備しておいて良かったよ。 エーリカ「……仕方ないなぁ。」 いつまでもこうしてる訳にも行かないし、かといってほっとくほど薄情にもなれない。 ちょっと言い訳臭い気もするけど、そんな感じで多少の事には動じないだけの覚悟を完了。 枕を置いて隣に侵入。 では、おやすみなさい……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― エーリカ「―――っていうことがあったんだよ。」 一同「……。」 水を打ったように静まり返った食堂、皆一様に絶句している。 エーリカはそんな彼女らを見渡して軽くため息をついた。 エーリカ「まぁ、あの二人が席を外してたのは幸いだったね。 人の死に目に遇った事の無い子たちにはちょっとヘビーな話しだし。」 ミーナ「それは、たしかにそうね。」 坂本「まぁ、この隊では未だに死者は出ていないからな、幸いな事に。 宮藤の治療魔法の効果も大きいが。」 バルクホルン「ふむ、そういうことか……気を使わせたな、しかしだ。 その割には随分と食い下がっていたな?」 エーリカ「え~、だってあの子すっごくやわこくってぬくいんだもん。 いや~もう抱き心地がいいもんだから放しがたくってさ~。 しかもだよ、あの子ってば擦り寄ってきてしがみついてくるのよ仔犬みたいにさ。 これがまたカワイイのなんのって。 いや、あの子の場合は子狐か。」 一同(そんなにかわいいのか……。) ここにきて鉛のように重かった空気が一変、なんとも気の抜けた物になった。 同席していた者達の表情も和らいでいく。 人の生死に関る話題など続けて欲しくないのが本音なのだろう、口に出す事は無くとも。 この辺りの切り替えはムードメーカーとしては流石と言ってもいいかもしれない。 エーリカ「おかげで久しぶりにベッドの上で朝を迎えられたよ。 いや~、何でかしんないけど昨日はよく寝れたなー。」 ペリーヌ「それは単に、終始ベッドの上で睡眠をとれたと言うだけの事ではありませんの?」 エーリカ「……かもしんない。 う~ん、やっぱり僕君には私のトコに来てもらった方がいいかなー。 主に私の安眠のために。」 だが少々やり過ぎた。 ここで先日の『僕少尉と相部屋権争奪論戦』が再燃したのである。 エイラ「チョットマッター!」 サーニャ「……まったー。」 まず異を唱えるのはエイラとサーニャの二人。 対抗意識は充分に有る様だ。 エイラ「そんなに安眠したけりゃ抱き枕でも買えばイイダロ。」 サーニャ「コクコク」 エーリカ「うっ……。」 エイラ「それに、ルーズすぎる生活習慣に巻き込まない保障ハ?」 サーニャ「コクコクコク」 エーリカ「ううっ……。」 サーニャ「ハルトマンさん……、お部屋、片付けられますか?」 エイラ「無理ダナ。」 エーリカ「グハァッ。 トゥルーデェ~……。」 形勢が極めて悪いと見たエーリカは、隣にいるバルクホルンに援護を求める。 どう見ても自業自得だが。 バルクホルン「お前は生活習慣を少し改めろハルトマン。 しかしだ、私の所ならその様な心配はまったく無いぞ。」 シャーロット「四六時中堅物と一緒じゃ息つまりそうだよなー。」 ルッキーニ「なー」 続いて話しに加わるのはシャーロットとルッキーニの二人である。 こちらも充分にやる気はあるようだ。 バルクホルン「なんだと? 整頓された部屋に規則正しい生活。 それのどこが息が詰まるというんだリベリアン?!」 シャーロット「……真面目な話しな。 あの子と相部屋になったとして、どう扱うつもりなんだ?」 シャーロットも思うところが有るらしく、神妙な面持ちでバルクホルンに問う。 問われたバルクホルンは少々面食らっている様子。 バルクホルン「そ、それは当然、上官として寝食を共にしつつ軍の規律に則った生活と 言うものをみっちり、それこそ我が子に教えるように仕込んでやるつもりだ。 それが何かまずいのか?」 ルッキーニ「その辺の事って、もうとっくに終わらせてるんじゃないかなー」 バルクホルン「ムッ……。」 シャーロット「それもあるけど。 そんなことしたら、どんなに素養のある子でも潰れるだろ……。 只でさえ心身ともにズタボロの状態で此処に来てるんだぞ。」 バルクホルン「ムゥ……なら、お前ならどうするというんだ。 お前も大尉であの子は少尉だ、上官と部下と言う関係以外にどういう 付き合い方があるというんだ?」 シャーロット「私は別に上官だの部下だのなんて気にしないけどね。 私があの子にしてあげられる事なんて、良き友人になる事ぐらいさ。 だけど、せめて力の抜きどころぐらいは作ってやりたいな。 ルッキーニのいい遊び相手にもなってくれそうだし。」 ルッキーニ「あの子が元気になったらいっぱい虫取りとか鬼ごっことかするんだ~。」 バルクホルン「お前達も、もう少し規律と言うものをだな。 しかし友人か……。 ……確かに必要だ…だが……姉として……。」 どうやらかなり揺らいでいるご様子。 そんな彼女にエーリカが「がんばれー」などと声援を送るも聞こえてはいない様だ。 ここで新たに参戦する者が約一名。 ミーナ「でもやっぱり、もともと相部屋だった所にもう一人追加は厳しくないかしら。 私の所なら広さも充分にあるし、ほとんど模様替えする必要もないわ。」 エーリカ「えー、ミーナのトコはまずいんじゃないの~?」 ミーナ「あら、どうして?」 エーリカ「ミーナの部屋って、資料やら書類やら満載じゃん。 中には機密のやつもあるんでしょ? そんな所にホイホイ連れ込んで大丈夫なの?」 ミーナ「……やっぱり、まずいかしら?」 一同「うん!」 全員から一斉に力いっぱい頷かれた。 そしてミーナはいじけ始める。 ミーナ「そんなに全力で頷かなくてもいいじゃない……。 私だってあんな可愛い子をぷにぷにしたりもふもふしたりこねこねしたりして 癒されたかったのよ……。」 そんなミーナの肩に手を置いて優しく語り掛ける人物が一人。 坂本「ミーナ……。」 ミーナ「美緒……。」 坂本「疲れてるなら、そろそろ休暇でも取って羽を伸ばして来た方がいい。 それに幼子に逆セクハラまがいの行いはまずいぞ。 指揮官以前に人として。」 ミーナは完全に止めを刺されたらしく崩れ落ちる。 その様子を尻目に下手人は小さくガッツポーズ。 ミーナ「そんなんじゃないわよ~……。」 坂本「まぁ、ミーナの所はまずいかもしれないが、私の所なら何の問題も―――」 ペリーヌ「なりませんわっ!! 男女七歳にして同禽せずと申しまして、なにか間違いがあってからでは遅いでは ございませんかっ!! それに坂本少佐のお部屋には刀とか刀とか刀とか、子供の手の届く所に置いては いけない物がありますわ!!」 ここにきて終始静観に徹すると思われたペリーヌが乱入。 一気に捲くし立てた。 流石の坂本少佐もやや押されぎみの様だ。 坂本「そ、そう……か? しかし、私の所なら布団を一式追加すれば直ぐにでも入居可能なんだが……。」 ペリーヌ「な り ま せ ん!!」 坂本「おぉぅ……。」 流石に勢いに押されきったのか、坂本美緒が戦線より離脱。 事態は混迷を極めつつある。 ルッキーニ「じゃー、ペリーヌは誰のトコならいいのー?」 ルッキーニの一言で、視線がペリーヌに集中した。 この中で僕の受け入れを表明していないのはペリーヌのみである。 彼女の推薦を得られれば、大きなアドバンテージを取れるかもしれない。 皆はそう考えていたが、そうは問屋が卸す事は無かった。 ペリーヌ「私は、先日も申上げた通り。 個室に入っていただくべきだと考えますわ。 先日のお話しでは、ずいぶんと強力な使い魔をお持ちのご様子。 しかも人の形も採れて単独での行動も行えるとなると、実質二人を受け入れる 形になりますわ。 流石に定員は超えるでしょう。」 面倒見も良い様ですし、と締めくくる。 此処まで決め手を打つことの出来た物はおらず、事態は振り出しに戻った。 全員が次の一手を考えている所に、宮藤、リネットの両名が食堂へと戻ってくる。 リネット・宮藤「た、只今戻りました……///」 坂本「お、二人とも戻ったか……ん? どうした、二人とも顔を赤くして。」 リネット「な、何でもないですぅ……。///」 宮藤「いやー、ちょっと刺激の強い光景を目にしまして。///」 リネット「よ、芳佳ちゃんっ……。」 バルクホルン「刺激の強い……? ……僕少尉に何かあったのか?」 宮藤「その~、朝食は玉藻さんが食べさせてたんですけど。 食べさせ方が狐さん流のやり方だったんですよね。」 一同「狐さん流?」 皆一様に首をかしげる。 そんな中、使い魔に狐を持つ一名が理解の色を見せた。 エイラ「もしかして……口移しカ?」 リネット・宮藤「そーなんです……。」 宮藤「余にも自然にやってた物ですから一寸止める気にはならなかったんですけどね。 アハハハ……。」 リネット「僕君は一寸恥ずかしそうだったけど……。」 一同沈黙、思い浮かべてしまったのか皆一様に顔が紅く染まっていた。 そんな雰囲気に耐えかねたのか、ルッキーニが先の話題を二人にもふる。 ルッキーニ「ねぇねぇ芳佳ぁ、リーネェ。 いま僕を誰の部屋に入れるか話してたんだけどー。 二人は誰の部屋がいいとおもう?」 宮藤「え、またその話しなんだ……。 私達のトコがもっと広かったらよかったんだけどね。 玉藻さんも来るし。」 リネット「でも、あの雰囲気がいつもって言うのはちょっと……。」 一同「……。」 それから様々な意見が出されるも、結局決め手を打てた者は居らず、僕少尉の希望次第 という実に消極的な結論を持って論戦は幕を閉じた。 ~基地内・桟橋~ 丸一日の遅れで到着した日照丸から急ピッチで物資が降ろされていく。 かなりの量の荷物のため、基地内のウィッチ以外のほぼ全員が搬出と整理に駆り出されていた。 姿が見えないのは当番のレーダー員と通信兼管制員、後は衛兵ぐらいのものだろうか。 そんな中、扶桑海軍の仕官服を身に纏った長身の男を先頭に新任の兵と思われる男達が 整列していた。 男達の前にミーナと坂本と整備兵長が立ち、鋭い視線を巡らす。 新任者達はその視線に顔を強張らせている様子だが、仕官服の男は気にしていない様子だ。 男が気合の入った大声で号令を懸ける。 俺「気をーつけぃっ!!」 ザッ! 俺「敬礼っ!!」 一糸乱れぬ動作で敬礼を送る。 受け取ったミーナと坂本と整備兵長も返礼を送った。 ミーナ「どうぞ、楽にしてください。」 俺「直れ、休め!!」 全員が休めの体勢をとった事を確認してさらに声を張り上げた。 俺「本日、マルキュウサンマルより、俺特務少尉以下、通信兼管制員一名、電探員一名 飛行脚整備員三名、局地戦闘飛行脚・震電二式甲型及び乙型運用試験班員六名、 第501統合戦闘航空団ロマーニャ基地に着任いたします。」 ミーナ「野郎大尉が居られないようですが、どちらに?」 俺「野郎大尉は先日の暴挙、並びに薬物不法所持の現行犯により拘束、まもなく……。」 野郎「タスケテー」 俺「失礼、只今積み降ろし中です。」 三人が船の方に目を向けると、随分と手の込んだ縛り方(亀甲縛り)で身動きを封じられた 野郎がクレーンで船から降ろされる所だった。 三人「ブッ……。」 ミーナ「ププ……コホン、解りました。 マルキュウサンマル、俺特務少尉以下十一名の着任を認めます。 後、連合軍総本部議会扶桑代表、山本五十六中将閣下より、書類と運用試験副責任者 への封書が有ります。 確認願います。」 ミーナから俺に書類が渡される。 内容を確認しニヤリと俺が笑った。 そして、封書を開く。 封書を読み進めるうちに困惑の色に染まっていく俺の顔。 なにやらとんでもない内容だったご様子。 ミーナ「あのー、なにか御座いましたか?」 俺「あー、こちらも命令書だった様です。 内容は、野郎大尉が任務遂行に不適格と判断された場合。 使用可能な階級の最上位の物に固定し。 運用試験責任者代行、並びに第501統合戦闘航空団の指揮下にて試験航空歩兵の任を全うせよ。 との事です。 他にも細々と有りますが、それはまた後ほど……。」 ミーナ「はぁ……、そうですか。 それでは新任の皆さんは整備兵長に、俺特務少尉は私達に着いて来て下さい。」 新任者一同「了解!!」
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/2217.html
~病室~ ミーナ「なんなのこれ・・・・・・。」 まず、ベッドの上に鎮座する狐色の丸い物体、これを物体Aと呼称する。 その物体Aに縋りつくエーリカと引き剥がそうと奮闘するバルクホルン。 これが現在、ミーナの眼前で展開されている光景だ。 正直よく解らない。 だが傍観したままでは始まらないと判断し、とりあえず物体Aに縋りつく寝ぼすけエースを 目標にすえる。 ミーナ「お は よ う フラウ、トゥルーデも。」 エーリカ「あー・・・・・・ミーナ、おはよ・・・う!?」 バルクホルン「お、おはようミーナ。」 実ににこやかに挨拶したはずであるにも拘らず、相手の表情は引き攣り気味である。 エーリカに至っては一瞬で目が覚めてしまったらしい、何故かは謎であるが。 ミーナ「フラウ、とりあえず早く着替えてきて、もう直ぐ朝食の時間よ?」 エーリカ「わ、わかったよ!」 自室から持ち込んだのであろう枕を抱え、脱兎のごとく病室から飛び出して行った。 普段からこれぐらい寝起きが良ければいいのに、とミーナが思うのも仕方のない事だろう。 ミーナ「トゥルーデ、一体なにがあったの?」 バルクホルン「私も朝食の前に僕少尉の様子を見ておこうと思ってな。 来てみたらハルトマンが一緒に寝ているのを発見して、とりあえず起こそう としたんだ。 そしたら先に僕少尉が起きてしまってな。 いきなり人がいて吃驚したのか、尻尾を出して丸まってしまったんだ。 あとは見ての通りだ。 悪い事をしてしまった。」 バルクホルン曰くこの物体A、どうやら僕らしい。 今は毛並みのい良い尻尾で完全に外部から隔離されているのが現状だ。 たしかに防御力は高そうである。 だがこの状態を解くには少々骨が折れるかもしれない。 ミーナ「そう、解ったわ。 トゥルーデも先に食堂に向かっててもらえる?」 バルクホルン「ああ、宮藤たちにも少し遅れると伝えておくよ。」 ミーナ「ええ、お願いね。」 バルクホルンが退室し、病室には物体Aこと僕とミーナの二人きりとなった。 とりあえずベッドの淵に腰掛け、黄金色の毛並みを撫でてみる。 ミーナ(これは・・・・・・手が離せないわ。) その毛並みはとても柔らかく、艶やかで滑る様な手触りを伝えてくる。 ハルトマンがなかなか離れなかったのも頷けると言うものだ。 ミーナ(顔をうずめたくなってしまうわね。 ・・・・・・少しだけならいいかしら。) と、ミーナが考えたときには既に眼前十数センチの所にまで顔を接近させていた。 ここで物体Aがもぞもぞと動き、中から尻尾を掻き分けて僕が顔を覗かせる。 そこは丁度ミーナが顔を近づけていた所だ。 図らずも数センチの距離で見詰め合う事となってしまった二人。 鼻先が触れそうである。 その状態が十秒ほど続いた後、先に動きを見せたのは僕だった。 僕「あの、オハヨウゴザイマス・・・・・・。」 ミーナ「・・・・・・え、あぁ。 おはよう。」 僕「・・・・・・ぇぅ。」 至近距離は少々耐え難いのか、半分ほど顔を引っ込めてしまった。 まだ警戒は続いているらしく、落ち着かない様子だ。 ミーナ「・・・・・・(なにこのカワイイイキモノ) お、驚かせちゃったかしら。 ごめんなさいね?」 僕「ぅ~・・・・・・。 いえ・・・・・・大丈夫です。」 とは言ったものの、未だに居心地悪そうに鼻から上だけ顔を覗かせた状態だ。 ミーナはそんな僕の頭に手を置き、優しく撫で始める。 ミーナ「昨日は大変だったけど、よく頑張ってくれたわね。 結構な難敵だったみたいだけど、おかげで助かったわ。 でも、あまり無茶しちゃ駄目よ?」 僕「はい・・・・・・んぅ。」 撫でられるのが心地良いらしく、僕は目を細めてされるがままとなっている。 そして、ようやく緊張も解れたのか、体を包んでいた尻尾もほどけて小柄な体が露になった。 ミーナ(これは・・・・・・マズイ、マズすぎるわ!) 何やらマズイ事になってしまったらしい。 ちなみに今の僕は成人用の病室着に身を包み、ぺたりとベッドに座り込んだ状態だ。 サイズが合ってないせいか服が少々肌蹴ており、左肩から胸元までが大きく開かれている。 さらに、少し前屈みになっているせいで白い素肌と幾許かの傷跡が見て取れる。 付け加えるとすればこんな所だろうか。 そんな状態で目を閉じて撫でられる感触に身を任せているのが現状だ。 確かに少々無防備すぎるかもしれない。 ミーナ(誘っているの?誘っているのね? ・・・・・・お持ち帰りしちゃおうかしら。 いえ、むしろ此処で頂き―――。) 宮藤「おはよう、僕君。 ミーナさんもおはようございます。」 リネット「おはようございます、ミーナ中佐。 おはよう、僕君。」 ミーナが慌てて入り口の方を見ると割烹着姿の宮藤とエプロン姿のリネットがいた。 極めて危険な思考を巡らし始めていたミーナだったが、結局は二人によってその欲求を発散 させる機会を逸してしまった。 ミーナ「お、おはよう、二人とも。(あ、あぶなかった)」 僕「おはようございます、宮藤軍曹、ビショップ曹長。」 リネット「リーネでいいよ、階級とかもいらないから。 って、あの、えーっと……。」 宮藤「私も階級は付けなくていいからね? あ、玉藻さん、おはようございます。」 僕「あぅ……、玉藻おねーちゃん、おはよう。」 玉藻「おはようございます。 お二人には初めまして、ですね。 僕の使い魔の玉藻と申します。」 ミーナが向き直ると、ベッドの上には僕を膝に乗せて肌蹴た服を整える妖弧の姿があった。 ~食堂~ バルクホルン「で、ハルトマン。 なんで僕少尉のベッドにお前が寝ていたんだ?」 納豆をこねつつバルクホルンが問う。 ちなみにエーリカに因る『病室侵入事件』は既に周知となっており、現在バルクホルン大尉 による尋問が慣行されている。 周りの反応は、呆れ、妬み、興味、等様々である。 エーリカ「えー、オトメの秘密をこんなトコで話すなんて……ィヤン♪///。」 などとの給いつつ顔を赤らめるエーリカ、はぐらかす気なのはみえみえだ。 しかし、そんな事で引き下がるバルクホルンでは無い。 バルクホルン「何がオトメの秘密だ!!。 第一、いくら幼いからって寝床に侵入するとは。 貴様それでも―――」 ミーナ「おはよう、みんな。」 バルクホルンがヒートアップし始めた所でミーナが食堂に入ってきた。 騒がしくなっていた食堂もミーナの登場によっていくらか落ち着きを取り戻す。 坂本「おはよう、ミーナ。」 ペリーヌ「おはようございます、ミーナ中佐。」 シャーロット「おはよう、中佐。」 ルッキーニ「おはよー。」 サーニャ「おはようございます、中佐。」 エイラ「オハヨー、中佐。」 エーリカ「モグモグ」 バルクホルン「ミーナ、僕少尉はどうだったんだ?」 ミーナ「なんとか落ち着いてくれたわ。 今は二人と一緒に食事中でしょうね。」 恐らく二人とも気を使ったのであろう。 宮藤とリネットは此処では無く病室で食事をとるらしい。 シャーロット「そう言えば、宮藤が別に何か作ってたな。」 ルッキーニ「なんだろうねーアレ。」 坂本「おそらく、雑炊か何かだろう。 体力の落ちている時には消化に良い物を食べさせた方が良いからな。 扶桑では、床に伏せっている者には粥や雑炊を食べさせるのが一般的なんだ。」 一同「へぇー」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 芳佳です。 只今、僕君とリーネちゃん、そして玉藻さんと一緒に朝ごはんを食べています。 そう言えば、一部の肉食動物の母親が子供に食事を与える場合には、まず母親が獲物の肉を 咀嚼して柔らかくしてから子供に食べさせるそうですね、口から口に直接。 ……。 ええ、失念してました。 玉藻さんは狐です、そして僕君は人間です。 でも、親子のような間柄な訳で……。 何が起きているのかは以下のリーネちゃんのコメントを持ってお察し頂ければ幸いです。 リネット「え、えっちなのはいけないとおもいますっ!!」 僕君……愛されてるね♪ おぉぅ、舌まではいってるよ……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 一同「ごちそうさまでした。」 朝食も食べ終わって食後のお茶を飲み始めた頃、再びバルクホルンが問い始めた。 バルクホルン「さて、改めて訊くが何でハルトマンは僕少尉と一緒に寝てたんだ?」 エーリカ「えー、またそれ訊くの~? ……まぁ、ご飯も食べ終わったしいいかな。」 坂本「なんだ、まるで朝食前だと都合が悪かったみたいだな?」 エーリカ「あー、てゆーか朝からお通夜色の雰囲気っていうのに叩き込みたくなかった だけなんだけどね。 ちょっと繊細なのもいることだし、いまは病室だけど。」 今度ははぐらかす事は無く答えるつもりらしい。 しかし気は進まない様子だ。 エイラ「ナンダそれ、また重い話しナノカヨ。」 エーリカ「まぁねー、それが昨日に―――」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ~病室~ こんばんは、エーリカ・ハルトマンです。 只今、僕少尉の寝てる病室にお邪魔してます。 と、言うのも少々事情がありまして。 坂本少佐曰く、僕少尉は添い寝したら巻き込まれるぐらい寝相が悪いそうで。 まぁ、ベッドに入って朝になったら床の上だったっていうぐらい寝相の悪い自分としては 気になる訳ですよ。 他人の寝相と言うものは。 さて、僕少尉の寝姿拝見っと。 僕「・・・・・・う・・・っく・・・・・・うぅ・・・・・・いや・・・だ・・・いっちゃ・・・・・・やだ・・・・・・」 ……んー、ちょっと予想外。 ってゆーかメチャクチャうなされてるよ、この子。 しかも泣いてるし。 最早寝相が悪いってレベルじゃない。 もしかしてこれが毎晩? だとしたら、まともに寝れた事なんて無いんじゃないの? エーリカ「一体どうしたらココまで酷くなるんだよ……。」 そうこうしている内に、手が宙をさまよい始めた。 まるで何かを追い駆けているみたい。 思わず手を握ってしまった。 僕「・・・隊長・・・・・・」 隊長・・・・・・? ああ、前の部隊のか。 そう言えばこの子を残して戦闘不能になったんだっけ。 話しによれば、この子が戦線に居たのは7~8歳の頃だ。 そんな頃に仲間の墜されるところを目の当たりにして、それからはずっと一人。 支えてあげる人も居ないんじゃぁこうなっても仕方ないかな。 ってゆーか使い魔とやらは何してたのさ。 むぅ、それにしてもしっかりと手を握りこまれてしまった。 放してくれる気配はまったく無いね。 準備しておいて良かったよ。 エーリカ「……仕方ないなぁ。」 いつまでもこうしてる訳にも行かないし、かといってほっとくほど薄情にもなれない。 ちょっと言い訳臭い気もするけど、そんな感じで多少の事には動じないだけの覚悟を完了。 枕を置いて隣に侵入。 では、おやすみなさい……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― エーリカ「―――っていうことがあったんだよ。」 一同「……。」 水を打ったように静まり返った食堂、皆一様に絶句している。 エーリカはそんな彼女らを見渡して軽くため息をついた。 エーリカ「まぁ、あの二人が席を外してたのは幸いだったね。 人の死に目に遇った事の無い子たちにはちょっとヘビーな話しだし。」 ミーナ「それは、たしかにそうね。」 坂本「まぁ、この隊では未だに死者は出ていないからな、幸いな事に。 宮藤の治療魔法の効果も大きいが。」 バルクホルン「ふむ、そういうことか……気を使わせたな、しかしだ。 その割には随分と食い下がっていたな?」 エーリカ「え~、だってあの子すっごくやわこくってぬくいんだもん。 いや~もう抱き心地がいいもんだから放しがたくってさ~。 しかもだよ、あの子ってば擦り寄ってきてしがみついてくるのよ仔犬みたいにさ。 これがまたカワイイのなんのって。 いや、あの子の場合は子狐か。」 一同(そんなにかわいいのか……。) ここにきて鉛のように重かった空気が一変、なんとも気の抜けた物になった。 同席していた者達の表情も和らいでいく。 人の生死に関る話題など続けて欲しくないのが本音なのだろう、口に出す事は無くとも。 この辺りの切り替えはムードメーカーとしては流石と言ってもいいかもしれない。 エーリカ「おかげで久しぶりにベッドの上で朝を迎えられたよ。 いや~、何でかしんないけど昨日はよく寝れたなー。」 ペリーヌ「それは単に、終始ベッドの上で睡眠をとれたと言うだけの事ではありませんの?」 エーリカ「……かもしんない。 う~ん、やっぱり僕君には私のトコに来てもらった方がいいかなー。 主に私の安眠のために。」 だが少々やり過ぎた。 ここで先日の『僕少尉と相部屋権争奪論戦』が再燃したのである。 エイラ「チョットマッター!」 サーニャ「……まったー。」 まず異を唱えるのはエイラとサーニャの二人。 対抗意識は充分に有る様だ。 エイラ「そんなに安眠したけりゃ抱き枕でも買えばイイダロ。」 サーニャ「コクコク」 エーリカ「うっ……。」 エイラ「それに、ルーズすぎる生活習慣に巻き込まない保障ハ?」 サーニャ「コクコクコク」 エーリカ「ううっ……。」 サーニャ「ハルトマンさん……、お部屋、片付けられますか?」 エイラ「無理ダナ。」 エーリカ「グハァッ。 トゥルーデェ~……。」 形勢が極めて悪いと見たエーリカは、隣にいるバルクホルンに援護を求める。 どう見ても自業自得だが。 バルクホルン「お前は生活習慣を少し改めろハルトマン。 しかしだ、私の所ならその様な心配はまったく無いぞ。」 シャーロット「四六時中堅物と一緒じゃ息つまりそうだよなー。」 ルッキーニ「なー」 続いて話しに加わるのはシャーロットとルッキーニの二人である。 こちらも充分にやる気はあるようだ。 バルクホルン「なんだと? 整頓された部屋に規則正しい生活。 それのどこが息が詰まるというんだリベリアン?!」 シャーロット「……真面目な話しな。 あの子と相部屋になったとして、どう扱うつもりなんだ?」 シャーロットも思うところが有るらしく、神妙な面持ちでバルクホルンに問う。 問われたバルクホルンは少々面食らっている様子。 バルクホルン「そ、それは当然、上官として寝食を共にしつつ軍の規律に則った生活と 言うものをみっちり、それこそ我が子に教えるように仕込んでやるつもりだ。 それが何かまずいのか?」 ルッキーニ「その辺の事って、もうとっくに終わらせてるんじゃないかなー」 バルクホルン「ムッ……。」 シャーロット「それもあるけど。 そんなことしたら、どんなに素養のある子でも潰れるだろ……。 只でさえ心身ともにズタボロの状態で此処に来てるんだぞ。」 バルクホルン「ムゥ……なら、お前ならどうするというんだ。 お前も大尉であの子は少尉だ、上官と部下と言う関係以外にどういう 付き合い方があるというんだ?」 シャーロット「私は別に上官だの部下だのなんて気にしないけどね。 私があの子にしてあげられる事なんて、良き友人になる事ぐらいさ。 だけど、せめて力の抜きどころぐらいは作ってやりたいな。 ルッキーニのいい遊び相手にもなってくれそうだし。」 ルッキーニ「あの子が元気になったらいっぱい虫取りとか鬼ごっことかするんだ~。」 バルクホルン「お前達も、もう少し規律と言うものをだな。 しかし友人か……。 ……確かに必要だ…だが……姉として……。」 どうやらかなり揺らいでいるご様子。 そんな彼女にエーリカが「がんばれー」などと声援を送るも聞こえてはいない様だ。 ここで新たに参戦する者が約一名。 ミーナ「でもやっぱり、もともと相部屋だった所にもう一人追加は厳しくないかしら。 私の所なら広さも充分にあるし、ほとんど模様替えする必要もないわ。」 エーリカ「えー、ミーナのトコはまずいんじゃないの~?」 ミーナ「あら、どうして?」 エーリカ「ミーナの部屋って、資料やら書類やら満載じゃん。 中には機密のやつもあるんでしょ? そんな所にホイホイ連れ込んで大丈夫なの?」 ミーナ「……やっぱり、まずいかしら?」 一同「うん!」 全員から一斉に力いっぱい頷かれた。 そしてミーナはいじけ始める。 ミーナ「そんなに全力で頷かなくてもいいじゃない……。 私だってあんな可愛い子をぷにぷにしたりもふもふしたりこねこねしたりして 癒されたかったのよ……。」 そんなミーナの肩に手を置いて優しく語り掛ける人物が一人。 坂本「ミーナ……。」 ミーナ「美緒……。」 坂本「疲れてるなら、そろそろ休暇でも取って羽を伸ばして来た方がいい。 それに幼子に逆セクハラまがいの行いはまずいぞ。 指揮官以前に人として。」 ミーナは完全に止めを刺されたらしく崩れ落ちる。 その様子を尻目に下手人は小さくガッツポーズ。 ミーナ「そんなんじゃないわよ~……。」 坂本「まぁ、ミーナの所はまずいかもしれないが、私の所なら何の問題も―――」 ペリーヌ「なりませんわっ!! 男女七歳にして同禽せずと申しまして、なにか間違いがあってからでは遅いでは ございませんかっ!! それに坂本少佐のお部屋には刀とか刀とか刀とか、子供の手の届く所に置いては いけない物がありますわ!!」 ここにきて終始静観に徹すると思われたペリーヌが乱入。 一気に捲くし立てた。 流石の坂本少佐もやや押されぎみの様だ。 坂本「そ、そう……か? しかし、私の所なら布団を一式追加すれば直ぐにでも入居可能なんだが……。」 ペリーヌ「な り ま せ ん!!」 坂本「おぉぅ……。」 流石に勢いに押されきったのか、坂本美緒が戦線より離脱。 事態は混迷を極めつつある。 ルッキーニ「じゃー、ペリーヌは誰のトコならいいのー?」 ルッキーニの一言で、視線がペリーヌに集中した。 この中で僕の受け入れを表明していないのはペリーヌのみである。 彼女の推薦を得られれば、大きなアドバンテージを取れるかもしれない。 皆はそう考えていたが、そうは問屋が卸す事は無かった。 ペリーヌ「私は、先日も申上げた通り。 個室に入っていただくべきだと考えますわ。 先日のお話しでは、ずいぶんと強力な使い魔をお持ちのご様子。 しかも人の形も採れて単独での行動も行えるとなると、実質二人を受け入れる 形になりますわ。 流石に定員は超えるでしょう。」 面倒見も良い様ですし、と締めくくる。 此処まで決め手を打つことの出来た物はおらず、事態は振り出しに戻った。 全員が次の一手を考えている所に、宮藤、リネットの両名が食堂へと戻ってくる。 リネット・宮藤「た、只今戻りました……///」 坂本「お、二人とも戻ったか……ん? どうした、二人とも顔を赤くして。」 リネット「な、何でもないですぅ……。///」 宮藤「いやー、ちょっと刺激の強い光景を目にしまして。///」 リネット「よ、芳佳ちゃんっ……。」 バルクホルン「刺激の強い……? ……僕少尉に何かあったのか?」 宮藤「その~、朝食は玉藻さんが食べさせてたんですけど。 食べさせ方が狐さん流のやり方だったんですよね。」 一同「狐さん流?」 皆一様に首をかしげる。 そんな中、使い魔に狐を持つ一名が理解の色を見せた。 エイラ「もしかして……口移しカ?」 リネット・宮藤「そーなんです……。」 宮藤「余にも自然にやってた物ですから一寸止める気にはならなかったんですけどね。 アハハハ……。」 リネット「僕君は一寸恥ずかしそうだったけど……。」 一同沈黙、思い浮かべてしまったのか皆一様に顔が紅く染まっていた。 そんな雰囲気に耐えかねたのか、ルッキーニが先の話題を二人にもふる。 ルッキーニ「ねぇねぇ芳佳ぁ、リーネェ。 いま僕を誰の部屋に入れるか話してたんだけどー。 二人は誰の部屋がいいとおもう?」 宮藤「え、またその話しなんだ……。 私達のトコがもっと広かったらよかったんだけどね。 玉藻さんも来るし。」 リネット「でも、あの雰囲気がいつもって言うのはちょっと……。」 一同「……。」 それから様々な意見が出されるも、結局決め手を打てた者は居らず、僕少尉の希望次第 という実に消極的な結論を持って論戦は幕を閉じた。 ~基地内・桟橋~ 丸一日の遅れで到着した日照丸から急ピッチで物資が降ろされていく。 かなりの量の荷物のため、基地内のウィッチ以外のほぼ全員が搬出と整理に駆り出されていた。 姿が見えないのは当番のレーダー員と通信兼管制員、後は衛兵ぐらいのものだろうか。 そんな中、扶桑海軍の仕官服を身に纏った長身の男を先頭に新任の兵と思われる男達が 整列していた。 男達の前にミーナと坂本と整備兵長が立ち、鋭い視線を巡らす。 新任者達はその視線に顔を強張らせている様子だが、仕官服の男は気にしていない様子だ。 男が気合の入った大声で号令を懸ける。 俺「気をーつけぃっ!!」 ザッ! 俺「敬礼っ!!」 一糸乱れぬ動作で敬礼を送る。 受け取ったミーナと坂本と整備兵長も返礼を送った。 ミーナ「どうぞ、楽にしてください。」 俺「直れ、休め!!」 全員が休めの体勢をとった事を確認してさらに声を張り上げた。 俺「本日、マルキュウサンマルより、俺特務少尉以下、通信兼管制員一名、電探員一名 飛行脚整備員三名、局地戦闘飛行脚・震電二式甲型及び乙型運用試験班員六名、 第501統合戦闘航空団ロマーニャ基地に着任いたします。」 ミーナ「野郎大尉が居られないようですが、どちらに?」 俺「野郎大尉は先日の暴挙、並びに薬物不法所持の現行犯により拘束、まもなく……。」 野郎「タスケテー」 俺「失礼、只今積み降ろし中です。」 三人が船の方に目を向けると、随分と手の込んだ縛り方(亀甲縛り)で身動きを封じられた 野郎がクレーンで船から降ろされる所だった。 三人「ブッ……。」 ミーナ「ププ……コホン、解りました。 マルキュウサンマル、俺特務少尉以下十一名の着任を認めます。 後、連合軍総本部議会扶桑代表、山本五十六中将閣下より、書類と運用試験副責任者 への封書が有ります。 確認願います。」 ミーナから俺に書類が渡される。 内容を確認しニヤリと俺が笑った。 そして、封書を開く。 封書を読み進めるうちに困惑の色に染まっていく俺の顔。 なにやらとんでもない内容だったご様子。 ミーナ「あのー、なにか御座いましたか?」 俺「あー、こちらも命令書だった様です。 内容は、野郎大尉が任務遂行に不適格と判断された場合。 使用可能な階級の最上位の物に固定し。 運用試験責任者代行、並びに第501統合戦闘航空団の指揮下にて試験航空歩兵の任を全うせよ。 との事です。 他にも細々と有りますが、それはまた後ほど……。」 ミーナ「はぁ……、そうですか。 それでは新任の皆さんは整備兵長に、俺特務少尉は私達に着いて来て下さい。」 新任者一同「了解!!」
https://w.atwiki.jp/syota_renkei/pages/19.html
208 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/24(木) 03 07 19 るぅさん~、今まで対戦してきて少年さんにやられて 一番驚いたことは何ですか? 209 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/24(木) 07 58 46 いきなり鎌以外服を身につけなくなりました 210 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/24(木) 08 04 27 そしてそのままるぅさんへ猛ダッシュ 211 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/24(木) 08 09 47 リアルテスタサイクバースト 212 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/24(木) 09 50 53 を読んでる! 213 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/24(木) 12 12 52 と勘違いしつつ 215 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/11/24(木) 13 26 18 みさいる発射! 467 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/05(月) 04 02 46 る 468 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/05(月) 04 02 56 ぅ 469 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/05(月) 04 18 30 は 470 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/05(月) 04 22 18 し 471 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/05(月) 04 22 52 ょ 472 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/05(月) 04 55 24 た 473 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/05(月) 07 18 49 。 る 508 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 19 56 26 ぅ 509 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 19 58 47 ha 510 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 20 10 11 死 511 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 20 12 36 な 512 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 20 24 43 な 513 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 20 27 56 い 514 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 20 33 33 ショタループが難しくて出来ません どうしたら良いんだ 518 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/06(火) 23 52 24 そんな訳で る 519 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 00 07 13 り 520 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 00 08 28 る 521 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 00 32 35 り 522 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 00 49 33 は 523 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 00 50 52 ろ 524 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 01 00 04 り 525 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 01 11 44 ろ 526 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 01 20 33 り 527 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 01 53 59 (*´д`*)ハァハァ 528 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 02 48 38 クソワロタwwwwww 534 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 17 56 25 ショ 535 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 19 07 19 コラってうまいよね 536 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 19 44 27 ショ 537 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 20 01 42 ートケーキよりも焼いたチーズケーキが好きです。 538 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 20 55 21 ショ 539 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 20 57 28 ットよりもボム派です 540 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 21 05 15 ショ 541 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 21 33 18 ックな出来事がありました 542 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 22 35 11 ショ 543 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 22 39 04 うねんをノレゥが狙ってるぅはショ 544 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/07(水) 23 14 34 シンシャマークをつけた車に乗ってる 545 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 01 45 47 ぅはショ 546 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 01 53 15 タ 547 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 02 25 33 スケテるぅちゃまはショ 548 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 03 43 05 タショタショタショタショ 549 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 04 18 56 ーリューケンでシッショ 550 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 12 13 39 ッタチップにる 551 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 12 40 34 一分以内に書き込みがあればるぅはショタ 552 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/08(木) 12 53 45 ショタ 577 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/09(金) 13 35 22 (・∀・)るぅ 578 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/09(金) 14 18 01 (・∀・)はー 579 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/09(金) 14 22 57 真人間 580 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/09(金) 15 12 15 否! 581 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/09(金) 15 31 05 し 582 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/09(金) 16 00 31 ょ 583 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/12/09(金) 16 05 00 じょ 922 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/02(月) 00 40 37 るぅは 923 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/02(月) 00 40 41 ョタ(・∀・) 924 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/02(月) 00 42 04 るぅはシ 925 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/02(月) 00 42 07 ョタ(・∀・) 926 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/02(月) 00 44 51 るぅはガチで 927 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/02(月) 00 44 53 メモカーの使い方がわからない(・∀・) 936 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 00 26 57 (゚д゚)る 937 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 00 29 06 (゚д゚)ぅ 938 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 00 32 13 (゚q゚)は 939 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 01 06 14 (^Д^)み 940 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 01 36 06 (゚д゚)ん 941 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 01 58 33 ( ^,_ゝ^)と 942 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 02 52 34 (*´^ิ益^ิ`) と 943 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/03(火) 04 07 21 ( ^,_ゝ^)ギル友って流れ読まずに普通に書いてみる 1045 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/10(火) 17 24 33 ショタ 1046 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/10(火) 17 58 44 ショタ×ショタ 1047 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/10(火) 18 32 16 ショタ^3 1048 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/10(火) 18 53 45 ショタ^4 1049 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/10(火) 18 59 20 るぅは真人間 1050 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/10(火) 19 00 31 るぅはしょた
https://w.atwiki.jp/55syota/pages/254.html
548 :1/3 2009/11/15(日) 02 01 24 ID 6LH5W71U おかしい、予定と全然ちがう。 俺はまわりに内緒でこっそり付き合ってる恋人の啓太郎と、今日のデートで初エッチのつもりだった。 アイツもそのつもりだったから、両親が出かけて夜まで二人きりの俺の家に来たとき、もう9割は予定どおりに事が進んでいたんだ。 俺は、やさしくアイツを抱いて、キスして、乳首やらちんちんやらなめて、深夜に自販機でかってきたあのヌルヌルを指にとって、念入りにアヌスをほぐしてやって…… そして……、そして俺はアイツの中にイッパイイッパイ、俺の愛がこもったセーエキを注ぎ込んでやるつもりだったんだ。 なのに、なんだ今の俺たちは。 俺はと言えば、啓太郎のキス、脱がされる前からのちんこモミモミ、首やら脇やら、腿の内側やら、俺の想定外の場所へのナメナメ攻撃に骨抜きにされて、ベッドで下になっちまってる。 アイツはと言えば、俺がさりげなく置いておいたヌルヌルを、所有者である俺に「使っていいか?」の断りもなくキャップをあけて自分の手のひらにタラ〜リと垂らしているではないか。 おかしい、絶対におかしい。予定と立場が全然逆じゃないか。 俺がアイツのことを攻めて攻めて、そりゃもうアンアン言わせて、最後は俺のチンポでイカせてやる予定だったのに、このままの流れで言ったら、まったく逆のまま最後までいっちまう。 ココで流れを変えないと……、しっかりしろ!俺! よし、まずは体勢を入れ替えよう。 ヤツがヌルヌルを手に塗りたくってまた引っ付いてきた時だ。 大晦日の格闘技で見たあれ、寝技の攻防でやってたあれだ。 くっついたまま二人いっしょにクルリと半回転で俺が上になるんだ。 よしよし、ヌルヌルを両手で馴染ませながらまた顔が近づいてきた、もうちょいだ。 っっ!!て、ちょ、おま、そのヌルヌルの手でチンコやべぇ、気持ち良過ぎるって。 しかも、ヌルヌルでちんこ触りながらベロチューしてきて、口んなかかき回してやがる。 もう、体勢を入れ替えるとか言ってる場合じゃねぇ、声が出ちまいそうなくらい気持ちいいのに口塞がれてるし、気持ちいいやら苦しいやらで力も入らねぇ。 しかも、気を抜いたらもうイカされそうでマジヤベェ。 はぁはぁ、やっと口は解放されて呼吸は楽になったけど、チンコヌルヌル攻撃がまだヤバすぎ……、お?助かった、チンコから手ぇはなしてくれた。 ここまで攻められっぱなしとはいえ、アイツに何もする前からこんなに早くイカされちまったら早漏とか思われてカッコワリィったらねえもんな。 とにかく、ココはイキそうなチンコが少し落ち着いたら、俺もなんとか攻め返さないと。 と、その攻撃のマトは今何をしようとして……っ!!!! おいおいおい、お前、ヌルヌルを付け直して俺の、お、俺の肛門に手を近づけるんじゃない。 まだ反撃体勢に入れてないんだ、こっちは! だいたい、それは俺がお前にしてやろうと思ってたことだぞ! 今日は俺がお前を初めて抱く日なんだ。初めてお前に抱かれる日じゃねーんだよ。 今までだって、デートでも何でも俺がリードしてきたじゃないか。 そんなここに至っていきなり主導権を握ってるんじゃなっ……い!!!! あ、指、おまえ、指で入口付近を撫でるな! 入口?ばか、俺の肛門は出口専用だ、うっかり入口とか思っちまったけど、どうぞ入口としてご使用くださいと認めたわけじゃねぇ!!! 「アッ!」 ばか、声が出ちゃったじゃんか、急に指を入れるな、指を! でも、感じて声が出たんじゃなくて、いきなりそんなことされてびっくりしただけだ、勘違いするんじゃねえぞ! って、なんだこれ、何、俺はツンデレみたいなセリフを頭の中で叫んでるんだ。 「タッくん、お尻で感じるんだね」 ほら、勘違いしやがった! ここはしっかり否定しておかないと。 「ちげーよ、い、いきなり……」 はっきり言ってやりたいのに、アホが突っ込んだ指を段々と深くに入れようとぐにぐにやってくるから、違和感がすごくてしゃべりづらい。 でも、これは……ちょっと、気持ちいい?かも?しれない。 射精寸前までシコられてたチンコの身体に埋まっている部分を身体の内側から擦られてるみたいで、ケツをいじられてるのに、なんかチンコが気持ちいい。 は、やばいやばい、これは俺が啓太郎にやってやろうと思ってたことなのに、俺が感じちゃってどうするんだよ! で、でも、これは……もう……やば、マジで…… き、気持ちいいかもしれん。 549 :名無しさん@ピンキー 2009/11/15(日) 02 02 59 ID 6LH5W71U 「タッくん、ハァハァいって、お腹にガマン汁の水溜り作っちゃってるよ。すっごい気持ち良さそう」 はいはい、もう反論しようとも思いません、マジ気持ちいいっす。 「っアぅん」 お、今んとこ、すげー気持ちいい、不意打ち過ぎて自分でも気持ち悪いような声出しちゃったよ。 「今のとこ、気持ちいいんだね。あれかな、予習してきたゼンリツセン?てやつ?かな」 はい、気持ちいいです。もう最初の予定とかどうでもいいです。どんどんそこイジってください、お願いします。 「あっ、あっ、あぁっ」 うは、もう、声とか恥ずかしすぎるけど、ガマンできね あ、アイツ調子のって指二本に増やしやがった。 ちょっと、さすがにそれはちょっと、痛い……けど、気持ちいいとこも刺激し続けるからなんか痛気持ちいい?感じ? はぁ、なんかなんか二本入ってるのになれると、二本が順番に気持ちいいところなぞってくれるからさっきより気持ちいいかも…… 声とか出っ放しだけど、もっともっとそこ、イジってくれぇぇ 気持ちよくってチンコ触ればスグにでもイッちゃいそうだけど、なんかここまできてチンコでイッたら負けかなとか思えてきた でも、このまま気持ちいいのがいつまでも続いたら、俺もおかしくなっちまうから、早く、もっとそこをイジって……イカせてくれぇぇ、頼むぅぅぅ ん?おい、俺がこんなにアンアン声出してのに、指抜いて何やってんだよ。 こっちはお前をアンアン言わす予定を完全に取り下げてお前にアンアン言わされてやってるんだぞ。 はやく、さっきのところ、イジくってくれよ。 「タッくん、僕、もう……」 もう?何を言いたいんだ?もう何だって言うんだよ。俺だってもうイキたいのに、お前が途中で手を止めるから…… はっ!俺が立てた予定だと、指入れてほぐして、次は、そう、チンコをぶち込んで…… ま、待て待て、俺はちょっと固いウンコが出たら拭いた紙に血がついてくることもあるような虚弱肛門なんだ。 指二本までならなんとかアレだろうけど、お前、その股で天を指す角度で激怒しているものをまさか入れようってんじゃないだろうな。 「ンごくり、い、入れるよ?」 ちょ、おま、ごくり、じゃねえよ。で、入れるよ?だぁ?お願いします、マジ痛くしないでね あ、ぴたって啓太郎の亀さんが当たってる。 そ、そうだ。俺が立てた計画の逆を思い浮かべろ。俺はここでキツイようだったら力を抜くように指示を出す予定だったんだ。 力を抜いた方が痛くないって、そう言ってやるつもりだったんだ。そうだ、よく思い出した、俺。よし、力の限り力を抜くんだ。 ひっ、は、入ってくるのが分かるぅ……。 あ、今、俺の肛門、伸縮限界を迎えてる。い、いてっ、いてて、ちょ、ちょっとタンマ、マジ止まれ、いや、止まってください 「い、痛いって」 「もうちょい、もうちょいだから」 あ、亀さんが入口のキツイところ抜けたか?ちょっとだけ楽になった。 すげぇ、なんかさっきの指とは異次元の存在感。 あ、さっきの気持ちいいところに、と、届く……届いたっ! 「くっ」 「あ、タッくん、痛かった?それとも気持ちよかった?」 痛いのは痛いけど、さっきのとこをやられると気持ちいいのは否定できん 「痛いけど、今のとこ、ちょっと気持ちよかった」 うは、俺、今度は素直クールってやつ?いや、クールになれてないかも知れないからただの素直かもしれん 550 :3/3 2009/11/15(日) 02 04 16 ID 6LH5W71U 啓太郎はやっぱバカだ。 ちょっと気持ちいいとか言ったら、そこばっかりに当たるように腰を動かし始めやがった。 あまり早く動かれると入口のとこが痛いんですけど。 「いてて、もっとゆっくり動けよ、バカ」 素直キャラになった俺は思ったことを素直に口に出す。 「ご、ごめん」 お、言われた通りにゆっくりめに動き出したな。これは……き、気持ちいい。 指だと瞬間的な快感だったのに、途切れない強弱の波で気持ちよさが来る。 これは、ヤバい。あぁ、啓太郎、愛してる、大好き、気持ちいい。 これがセックスで満たされるというやつなのか?つーか、初エッチでこんなに感じるとかあるのか? 愛か、愛のなせる業なのか?って、こんな事考える余裕もなくなってきた。 俺、今すげー声出してる、さっきの指の時の倍くらいアンアン言わされてる。 ケツで感じるって、チンコの何倍も気持ちいい、俺、コッチでよかったわ、今になってみたら。 あ、そろそろ……、なんか、出そう…… 「タッくん、ごめん、もう僕、イキそう」 あ、ちょっと、待て早まるな、俺ももうちょっとでイキそうなんだ。もっと、俺の気持ちいいところを突いてくれよ、頼むって あ、あ、きた、もうイク、マジでイク。啓太郎のチンポでケツ突かれて感じまくってアンアン言わされて、チンポ触ってないのにセーエキドピュドピュ出しちゃう! 「アアンッ!!」 すげぇ、こんな気持ちいい射精初めてだ。思わず女子みたいな声出してイッちゃったよ……。 「くっ、うぅっ!!」 て、啓太郎もイッたのか、同時にイクとか、ファンタジーだと思ってたけど、初エッチで成し遂げる俺ら最強すぎ。 おぅ、おうおう、なんだこれ、ケツん中に啓太郎のセーエキが出てるのが感じ取れる。うわぁ、コレはなんていうか、心情的にはいやじゃないけど いや、むしろこんなに俺のこと好きで感じてくれてイッパイ出してくれたのか、みたいな感じでうれしいんだけど、感覚としては気持ちいいもんじゃないなぁ 「はぁ、はぁ、タッくん、イク時すごい締め付けるから、僕も気持ち良過ぎてガマンできなかったよ」 そうかそうか、俺は気持ちよかったか。お前のチンコも気持ち良かったぜ。愛だな、コレは。 「俺も、すげー気持ち良かった。」 「うん、すっごい気持ち良さそうだったよ。ずっとアンアン言っちゃって、かわいかった」 かわいかったじゃねーよ。ちょっとさすがに恥ずかしいだろ。啓太郎の顔直視できんわ。 逸らした視線の先には、自分の腹に今まで出したことがないような量の俺のセーエキ。うは、マジかこれ。 「まったくよー、ホントは逆のつもりで今日誘ったんだぜ、俺はよー」 「はは、だよね、だと思ったよ。途中で反撃して体勢を入れ替えようとか思ってたでしょ?」 なんだこいつ、エスパーかよ。 「なんだよ、分かってたなら少しくらい俺の技を受けてみようって気にはならなかったのかよ」 「だめだめ、タッくん、もう最初のキスんとこでもうトロンとしちゃってたじゃん。あれじゃあ、僕の本能が燃え上がるのも仕方ないって」 くそぉ、組み合った時にはもう勝敗はついていたのか…… 次は負けん!いや、やっぱ俺はコッチの方が気持ちいい、次も俺のことを…… まぁ、予定と反対になっちまったけど、俺たちは身体の相性もバッチシだってのは間違いないようだ。 親どもが帰ってくるまでまだ3時間以上ある。 「なぁ……もう一回、やる?」 おしまい
https://w.atwiki.jp/senka/pages/127.html
作者:4スレ294氏 「や、やめてください!」 甲高い、だがしかし、決して女のそれではない声。 この場に響く声としては場違いとも言えるそんな声に、だがしかし、"彼"の周囲を取り囲む者達は沸き立った。 「可愛い子だねぇ……久しぶりだよ、こんな上物は、さ」 「隊長、竿の方は隊長の好きにしてもらって構いませんが……」 「ああ、わかってるさ。穴の方は好きにすればいい」 既に獲物である"彼"は半裸に剥かれていた。軍服はビリビリに引き裂かれ、かろうじて下半身の大事な所を 隠す程度にしか役に立っていない。その状態で手足を戒められた"彼"にできる事はと言えば、先程のように 甲高い声でもって哀願する事くらいだった。 「ど、どうして……こんな……!」 どうしてこうなった。 確かに、戦場で囚えられた者は、性的な辱めを受ける事になる、という話は、常々聞かされていて、彼自身も よく知っている。だがそれは、あくまで女性兵が男性兵に囚われた時の話であり、男である自分が虜囚の身に なったからと言って、そのような目に遭う事は無い――そのはずだった。 だがしかし、今現在彼はその辱めに遭おうとしていた。 彼の周囲を取り囲むのは、女性兵達だ。皆一様に、性欲に目をぎらつかせている。 たまたま。 そう、たまたまなのだろう。この状況は偶然でしかありえない。 女性兵部隊に自分が囚われた事。自分がそれなりに、少なくとも女性兵たちの性欲を喚起するだけの整った 容姿を持っていたという事。そして、女性兵達に捕虜は丁重に扱うという、戦場における常識が存在しなかった事。 それらの偶然が重なった結果、彼はその貞操を奪われようとしていた―― 「ほれ、どんな物を持ってんだい?」 「あ、だめ、やぁ!」 とうとう、下半身を隠していたわずかなぼろ布まで取り払われ、彼はその裸身を女達の視線に晒す事に なってしまった。 「や、やだぁ……なんで、こんな……」 「おやおや、どうしたんだい? あたし達に見られて興奮しちゃったのかね?」 屈辱的な言葉。だが、その言葉は単に事実を言い表しただけに過ぎず、彼はそれを甘んじて受ける他ない。 彼のそこは――彼の身体に見合った、小さく、包皮に包まれた物だったが――そそり立っていた。 「男の興奮ってのはわかりやすくて助かるね。これからあたしのオマンコにこれが入るわけだが……おやおや、 言葉で想像しちまってんのかい? びくびく震えてやがるよ、可愛いおちんちんが」 女達は笑う。嘲笑の笑い声に、だがしかし、彼はますます己の物を震わせ、大きくした。 これから嬲られるという屈辱。 だが、それを上回る快感への期待が、彼の心を覆い始めていた。 「だ、だめだよぉ……これじゃぼく……へんたいだよ……」 「あんたが変態だろうがなんだろうが構やしないさ。あたし達は、ただあんたを犯して気持ちよくなれりゃ、それで いいんだからね」 女の一人は、そう言って自らのまとった衣服を脱ぎ捨てた。 「さて、もうこっちも待ちきれないで濡れまくりなんだ。さっさと入れさせてもらうよ」
https://w.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/621.html
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 09 20 57.75 ID 9Q/0q/NSO ‐ボク‐ こなた「とあるアニメで言ってたわけよ、貧乳はステータスだ!希少価値だ!ってね、それを聞いてボクはさなるほど、希少価値かって納得したわけなんだよ」 つかさ「あ、バルサミコ酢飲む?ぼっボクの手作りなんだけどどうかな?あはっ」 みゆき「お恥ずかしながらボクはなにかわからないことがあったらすぐに調べる癖がついてしまいまして…」 ひより「くぅ~またあの2人をネタに…なにを考えてるっスかボクはぁぁぁぁ」 あやの「あ、これはかっ彼がこのくらいが好きって‥あ、いや、ボクはそんなつもりで‥待って柊ちゃ~ん」 みなみ「ゆたか‥はぐれないようにボクの傍へ‥うん、大丈夫ゆたかはボクが守るから」 あきら「おはらっきー☆今日も朝から聞いてくれてサァンキュっ☆ボクうれしー☆今からお昼までよろしくプリーズっ☆」 かがみ「なっなによ?ボクがラノベ読んじゃいけないわけっ?いっいいじゃない、ほっといてよっ!」 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 12 46 57.30 ID cqY+EiRc0 みさお「なぁ、ひぃらぎ~」 かがみ「ん?どうした~?」 みさお「宿題、みせてくんねかなぁ~」 かがみ「うわ、また忘れたの!?」 みさお「てゆっか、やってねんだけどさ~」 かがみ「はぁ~、あんたこのままでどうすんの?進学とか就職とか(ry」 みさお「ちゃんと考えてるよ~……みゅ~」 かがみ「ほんとに?ほんとに考えてる?」 みさお「ほんとだってヴぁ!”ボク”だってちゃんとできるってヴぁ! かがみ「(うっ、か、かわいいかも……///)」 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 14 53 25.60 ID mccunygNO 131 「ボクは、富たk」 かがみ「帰れ」 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 14 58 16.82 ID LiolJMKY0 みさおはボクって言うよりオレな印象 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 15 51 58.64 ID cqY+EiRc0 かがみ「こなた、帰るわよ~」 こなた「ほいほい~、いま支度するよ~」 みさお「お、いたいた!お~い、ちびっ子ー!」 こなた「ん?みさきち、どったのー?」 みさお「たまには、オレと帰ろうぜ!」 こなた「(ビクン!)う、うん!帰る、一緒に帰る!///」 かがみ「ちょ、ちょっと、こなたー!」 かがみ「(悔しい……でも、ちょっと、うらやましい……///)」 こうですか?分かりません!>< 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 15 57 24.09 ID i1zhN7A0O 男装が似合う女TOP3 1位、みなみ 2位、みさお 3位、つかさ ソースは俺の脳内 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 16 11 11.23 ID cqY+EiRc0 3位が意外w どんな服装にするんだ?w やっぱ、ワンパクな感じかな?原作やアニメの普段着の延長で? 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 16 46 56.60 ID i1zhN7A0O 151 つかさはショタっぽくいけばいいと思ったんだよw 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 17 03 24.93 ID cqY+EiRc0 155 なるほど。 つかさ「ねぇ、おねえちゃん」 かがみ「なによ?って、いつも言ってるけどノックぐらいしなさい?」 つかさ「あ、ごめんね。でも、姉弟だし、いいかな~って……」 かがみ「あのねー、一応男女だからね?私が着替えてたらどうするの?」 つかさ「う~ん……。なんかまずいかな?」 かがみ「はぁ……。まあ、いいわ。で、なんの用?」 つかさ「あ、ボク、クッキー焼いたんだ!おねえちゃんに味見してもらおうと思って!」 かがみ「お、さんきゅ!ちょうど、おなか減ってた所なんだよね~」 ――――かがみー、つかさー、お風呂入りなさいよー! つかさ「あ、お母さん呼んでるよ。ボク、先に入ってるから、後で来てね!」 かがみ「ちょ、後でって……。まぁ、いいか。つかさなら……」 こうか? 書いてからショタの概念が頭に無いことに気がついた俺w 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 17 14 36.15 ID rdw+KkeLO もしもこなたが男だったら かがみ「こなたって本当に女の子みたいよね~」 こなた「ちょ! 言わないでよ! これでも気にしてるんだから……」 かがみ「あはは、ごめんごめん」 こなた「でも……ボクが実際に女だったら……」 かがみ「だったら?」 こなた「アキバに行けばボクが『萌え~』って言われる側じゃない!?」 かがみ「……あんた……本当は全っ然気にしてないんじゃ……」 なんとなく浮かんだモノを書いてみた ちなみに外見はそのままで性別だけ男 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 17 27 31.09 ID yOB8rXfxO 「こなた」じゃなくて「こな太」だなw 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 17 30 02.99 ID cqY+EiRc0 じゃあ、もう、これで、よくね? ↓ かがみ:女 こなた:男 つかさ:男 みさお:男 こなた「かっがみ~ん!ボクとゲマズいこー!」 つかさ「だめだよ、今日はボクとケーキ焼くんだから!」 みさお「おいおい、今日は俺と遊ぶんだって!あやのんち行こうぜ!ひぃらぎー!」 かがみ「なんだこりゃ?」 なんだこりゃ? 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 17 58 08.29 ID hFhbsY+U0 ひより「色々考えてたっスけど…どれもBLっス…BLから抜け出せないっス…」 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 18 27 01.25 ID 9Q/0q/NSO ななこ「ほな授業始めるでぇ」 こなた「くかーっ‥くかーっ‥」 ななこ「・・・。」 ゴッ! こなた「痛っ!?なっなに?」 ななこ「泉ぃ~ボクの授業、しょっぱなから寝てるとはいい度胸やないかぁ」 こなた「あ、いやそんな、すいません‥」 ななこ「あとでボクんとこ来ぃ」 こなた「はい(とほほ‥」 うん、ななこ先生はボクじゃない 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/04(火) 18 52 31.06 ID UhFAlmlXO ただこ「みきおくん待って~」 かがみ「………」 つかさ「………」 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 19 16 28.31 ID xF1cz/aR0 ゆたか「みなみ君……僕、男の子だよ? それでもいいの?」 173 名前:みさおが男だったら E-mail sage :2007/12/04(火) 19 24 46.60 ID rdw+KkeLO かがみ「あれ? 日下部、あんたが悩んでるなんて珍しいわね」 みさお「ヴァ!? 何時の間に!?」 かがみ「さっきよ。で、何で悩んでたの?」 みさお「……あやのに、どう告白しようかと……//」 かがみ「ウソ!? あんたあやのに恋してるワケ!?」 みさお「ヴァー! 声がデカイってヴァ!!」 かがみ「なるほどね~、それで……よし、私が一肌脱いであげるわよ!」 みさお「ほ、本当か!?」 かがみ「もちろんよ。私達、親友でしょ?」 みさお「うう……ありがとな……」 ~放課後、体育館裏~ あやの「みさ君、こんなところに呼び出して何の話?」 みさお「そ、その……//」 かがみ(ガンバレ、日下部!!) あやの「もう、はっきり言わないとわかんないよ?」 みさお「じゃ、じゃあ……あやの、付き合ってくれ!」 あやの「えっ!?」 みさお「おおお、俺、ずっと前からあやののこと、好きだったんだ! だから……」 かがみ(っ!!) 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 19 25 07.63 ID S5Ud2/5zP らき☆しょた 175 名前:みさおが男だったら E-mail sage :2007/12/04(火) 19 26 05.63 ID rdw+KkeLO あやの「……ごめんなさい!!」 みさお「……え……」 あやの「そ、その……他に好きな人が……//」 ???「おーい! あやのー!」 あやの「え?」 かがみ(……はぁ!?) みさお「ヴァ……!?」 みさお「みゅ~………」 かがみ「ざ、残念だったわね。まさか日下部のお兄さんと付き合ってたなんて……」 みさお「はぁ~……」 かがみ「……あぁあ、もう!」 みさお「ひ、柊!?」 かがみ「元気出しなさいよ! わっ、私がいるんだから!!」 みさお「!!」 かがみ「……// ほ、ほら! 帰るわよ!」 みさお「ふふっ……柊でも、いっかな……」 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 19 32 18.49 ID xF1cz/aR0 あやの「あの……ぼ、僕と付き合ってくださいっ!」 みさお兄「ええっ!?」 あやの「うえーん、みさくーん」 みさお「よしよし、俺の胸で泣けよ(何だろう、あやのが急に可愛く見えてきちゃった……)」 ごめん、調子こきましたww 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 19 37 35.50 ID 9Q/0q/NSO あきら「白石さん☆」 みのる「はっはいなんでしょう?」 あきら「今日の朝あきら、昼食はこなたぬきそばにしてプリーズっ☆って言ったんですけどぉ用意されてなかったですよ?☆」 みのる「ごっごめんなさいあきらくん、こっ今度からちゃんと気を付けるから‥」 あきら「ほぇ?くん?様でしょ?☆様っ!☆」 みのる「あ、すっすいませんあきら様‥」 あきら「だめっ!許さないっ!今日はあきらといいことして遊んでプリーズっ☆」 みのる「あ、わ、ちょっ、ちょっとあっあきら様?やっ、そんな…んー」 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 20 12 53.58 ID hFhbsY+U0 ひかげ「あの、お兄さん、僕に用事って…」 ななこ「うん…」 ひかげ「お兄さん?あの…顔、赤いですよ?」 ななこ「…あーもう!はっきり言うわ!」 ひかげ「?」 ななこ「短刀直入に言うで!?うちな?ひかげ君の事、好きや!」 ひかげ「え…」 ななこ「ひかげ君は、こんな年上の彼氏、嫌か?もし嫌じゃ」 ひかげ「お兄さんは…、その、僕の恋人じゃ、なかったんですか?」 ななこ「へ…?」 ひかげ「僕はお兄さんの事、…恋人だと…思って…、ました」 ななこ「…そう…なん?」 ひかげ「…はい///」 ななこ「て事は…想思相愛やん」 ひかげ「そう…ですね///」 ななこ「なんや、うち、片想いしてるんかと思っとった」 ひかげ「///」 ななこ「ひかげ君も顔、真っ赤やんw」 ひかげ「お兄さんが…その」 ななこ「良かった」 ひかげ「え?」 ななこ「ひかげ君にそう思われてて。もし駄目やったら、うち、どうなったかわからへん」 ひかげ「そんな…お兄さん…」 ななこ「それくらいひかげ君の事が好きって事や」 ひかげ「///」 ななこ「また赤うなったw。うし!今日は記念日や!呑みに行くで!」 ひかげ「あ、あの、僕、まだ、小○生なんですけど…」 ななこ「無礼講や~♪呑んで呑んで、呑み明かすで~♪」 ひかげ「(しょうがないな…)はい♪付き合います♪」 そして2人は、ネオンの奥に… 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 E-mail sage :2007/12/04(火) 20 18 53.69 ID xF1cz/aR0 古泉「ふふふ……これではがち☆ほもですね」 白石「って、お前こっちの住人じゃないだろ!」
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/2215.html
~ロンドン・連合軍本部・扶桑代表執務室~ 扶桑代表「酷いものだな・・・」 夕日に照らされる中そう言ったのは初老に近づいた男性、扶桑代表だ。 この日に朝に発生した戦闘の記録と抗議文の総てに一通り目を通し 一日の疲れが一気に吹き出た様な顔でため息をつく。 扶桑代表「それで、何がお望みかね?ミーナ中佐。」 ミーナ「野郎大尉の即時帰国を。」 正直、この要求がそのまま通るとは思っていない。 だが、意思表示と言うものはしておかなければならない。 向こうも承知の上なのは明白だとしてもだ。 扶桑代表「気持ちは解らんでも無いが、仮にも兵器開発の総仕上げとも言うべき 運用試験の責任者をそう簡単に帰国させる訳にもいかんのだが・・・。」 ミーナ「でしたら、テスト・ウィッチに関する指揮、監督権その他一切の権限を委譲願います。 なにかしらのテストを行う際には総て此方を通してから行って下さい。 これが第501統合戦闘航空団の基地内で試験を行う条件です。」 これが此方の本来の要求であり最低条件でもある。 さて、ここからどう出てくるか。 扶桑代表「理由は・・・・・・聞くまでもないか。 よかろう、書類を用意する。 少々時間を頂けるかな?」 ミーナ「あ・・・はい、お忙しいところ感謝します。」 扶桑代表「かまわんよ、たまには残業もして見るものだ。 下のカフェで茶でも飲んでいてくれ給え。 仕上がり次第、呼びに行かせよう。」 ミーナ「解りました、では失礼します。」 一礼し、部屋を出てカフェに向かった。 扶桑代表「まったく・・・手間をかけさせおって。」 一筆認めつつ、思わずつぶやく。 秘書官「しかし、これで随分やりやすくなったのでは?」 どうやら秘書官に聞こえていた様だ. 確かに、と頷いた。 扶桑代表「この試験自体は実戦の中でやらねば意味の無い物だったからな。 あの子を奴の手から離れさせるには丁度いい。」 奴自身もそう長くないしな、と締め括る。 秘書官「あの子、僕少尉ですか・・・・・・受け入れてくれるでしょうか。」 その心配は無いだろう、でなければ眩暈がするほど辛辣な抗議文付きで 指揮権を獲りに来る真似など出来はすまい。 扶桑代表「これ、読んでみろ。」 秘書官がタイプ打ちの手を止め抗議文を読む。 顔色が凄まじい早さで変わっていくのが面白い。 秘書官「うわぁ・・・ここまで書きますか。 まぁ、これなら杞憂かもしれませんね。」 その内容を要約すれば ―――怪我した幼子を盾にするような輩送ってくるとか何考えとんじゃワレゴルァ。 次にいらんことしたら全員基地から叩き出すさかいよぉ憶えとけやこのボケナス。 ウィッチは置いとくけどね――― だった。 ミーナ「ずいぶんあっさり片付いたわね・・・。」 と、呟きながらカフェのある階に降りる。 そう言えば今日は休養日だった、どうせなら一番高いのを飲んでやろうか。 などと考えつつ店頭のメニューを眺めていると聞きなれた声が耳に入った。 ガランド「―――お前と言う奴は・・・ん?ミーナ中佐じゃないか。」 ルーデル「む・・・久しいな、ミーナ。」 カールスラント空軍ウィッチ隊総監、アドルフィーネ・ガランド少将と カールスラント空軍第二急降下爆撃航空団司令、ハンナ・U・ルーデル大佐だった。 とりあえずご一緒に、とテーブルに陣取りそれぞれ注文をウェイターに伝える。 ルーデル大佐は「水でいい」とか言いだしガランド少将に無理やり決められていたが。 ガランド「ミーナからも何とか言ってやってくれないか? コイツ、此処2年ほど休暇を摂ろうとしないんだ。」 ルーデル「睡眠も休養も充分に摂っている、必要ない。」 そんやりとりをしつつ紅茶を味わう。 ミーナ「そうなんですか? それは流石に溜め込みすぎだと思いますよ?」 ガランド「だ、そうだぞルーデル? 挙句に指令に収まりながら未だに前線を飛び続けて・・・・・・・ お前、この前の勲章授与の時だって 「私に今後、地上勤務を勧めないなら受け取ろう」 なんて皇帝陛下に言い放ったそうじゃないか。 その話しを聞いた時は眩暈がしたぞ。」 それは黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章の時の事だろうか。 なんでも、ルーデル大佐の為に作られた勲章だとか。 扶桑のウィッチも無茶をすると何度も思ったが、カールスラントも負けてはなかったらしい。 ミーナ「あの話しはほんとうだったんですか。 それじゃ、休暇も摂らないと部下の方たちも心配するでしょう。」 ルーデル「別にある物を使わないというだけの話しだ、問題ないだろう。 それよりもだ、定期報告でもないだろうに此処に来るとは珍しいな。 なにがあった?」 どうやら話題を逸らしたかったらしい、バレバレだけど。 ガランド「話しを逸らすな・・・・・・まあいい。 そう言えばそうだな、問題事でもあったか?」 ミーナ「それなんですけどね、今日、扶桑から新任のウィッチが着任しまして・・・・・・」 と、今日あった事を手短に話す。 二人の顔色がみるみる変わっていくのが何とも言えない。 なんだかお茶がまずくなりそう・・・・・・ならないけど。 ガランド「扶桑の技術者は現場と言う物を見た事が無いのか? そんな子を戦場に送り出すとは・・・・・・」 ルーデル「扶桑には、あの子のような子がまだいたんだな・・・・・・」 なにやら物凄く気になる事を聞いた。 ミーナ「そんな子がいたんですか?」 ルーデル「・・・・・・」 ぷいっと、そっぽを向かれてしまった。 ガランド「・・・今はもう届かない、彼女の想い人だ。 42年に行われた東部戦線北端のブリザード作戦は知っているか?」 ミーナ「いえ、あまり詳しくは・・・。」 ルーデル「おい、ガランド・・・・・・。」 ガランド「いいじゃないかルーデル、あれからもう二年以上だろう。 何時までも引きずっていてはあの子もいい顔はしないんじゃないか?。」 もしかしたら、あの子の関係者かもしれないしな、と付け加える。 此処でブリザード作戦の話しを聞く事になるとは思っても見なかった。 ブリザード作戦と言えば東部戦線最大の謎と言われている。 陸、空、両方からの一斉攻撃によりネウロイの巣を攻略する作戦だったが陸軍の誰かが タイミングを間違えて打ち始め失敗した作戦。 しかし、撤退後に送られた偵察部隊によって巣の消滅が確認された。 だれが、どんな手段で行ったのか、それとも単に移動しただけなのか。 成功とも失敗ともとれない不可解な事件と言われている。 そう言えば確認を行った偵察部隊も扶桑から派遣されていたと聞いた。 ガランド「その作戦にルーデルも参加してたんだ。 その時前線基地に使っていた第511統合戦闘航空団の基地にいたんだそうだ。」 ルーデル大佐を見る、ますます不機嫌になっていたがその瞳には深い悲しみが見て取れた。 ルーデル「あの作戦は、私にとって今までで最大の、いや、生涯最大の汚点だ。 恐らく、当時作戦に参加した部下たちも、夜間哨戒に派遣されたハイデマリーも 同じだろう。 まだ8歳になったばかりだったあの子を前線に残したまま、救援にも向かえず おめおめと撤退したんだ。 これほど情けない話しがあるか。」 ガランド「・・・私にとってもそれは同じだよ。 さらに本部職員の怠慢とはいえ、その子に半年も一人で戦わせていたんだ。」 驚いた、まさかそんな事があったとは。 ミーナ「そんな事があったなんて、それに半年間一人でとはどういうことです?」 ガランド「あぁ、以前、各前線の基地で過剰に損害を報告して補給や人員の補充を行う 事案が頻発していたんだ。 丁度その頃に第511統合戦闘航空団がその子を残して戦闘不能になったらしい。 それでも戦果を挙げ続けるものだから補充の要請を受け取った直後に破棄して いてな、基地指令の訴えも聞き入れられなかった。 理由は、大編隊を向かわせなければ対応出来ない様な敵に一人で勝てる訳が無い。 損害の過剰報告で物資と人員を得るつもりだろうと思った、だそうだ。」 確かに一時期、補給に手間のかかる時期があった。 不憫な、と思うと同時に妙に納得させられた。 美緒も芳佳も、能力さえつりあえば迷わず戦いを選ぶ、そんな気がした。 ミーナ「扶桑のウィッチって無茶をする子ばっかりなんでしょうか・・・」 ガランド「そう言う気質なのかもな、扶桑の人間と言うものは・・・」 ルーデル「それでもあの子に関しては此方の責任だ。 あの子は最強の名を冠するにふさわしいウィッチだった。 あの子は素敵な女性になって幸福を掴む事も、栄光と共に更なる高みを目指す 事も出来たんだ。」 ミーナ「・・・ルーデル大佐にそこまで言わせるなんて、どんな子だったんですか?」 ルーデル「・・・完成されたオールラウンダーだな。 いくつもの機種を使いこなし、寝る間も食う間も惜しんで飛び続けていた。 昼夜を問わず、爆撃、格闘戦をこなし、低空から高空まで総ての空域で 無類の強さを発揮した。 夜間哨戒では、まだひよっこ同然だったハイデマリーを上手く引っ張っていた。 私では到底追いつけない、そんな領域にあの子はいたんだ。 技量、精神、魔力、その総てにおいてな。 ・・・ナインテイル、そう呼ばれた幼いエースだ。」 そこに在るのはもはや届かざる者への信仰にも似た憧憬だろうか。 カールスラント最強の爆撃王すら憧れを抱いたあの子、ナインテイルと言う人物。 ミーナ「・・・・・・少し似てますね、彼に。 もしかしたら、同窓生かもしれません。 歳も同じですし。」 ガランド「そうなのか? 確かにそんな鍛え方が出来る所がいくつもあるとは思えないけど。」 ミーナ「はい、ウチの隊の坂本少佐に性能が突出しすぎて戦力として扱いにくいと言わせる 新型の機体を使いこなし今日出現したネウロイを一人で撃破寸前まで追い詰めて いたそうです。 それも近くに居た輸送船にシールドを遠隔で展開したままたっだとか。 敵を撃破した際も彼の提案による手法でおこなったそうです。」 ルーデル「シールドの遠隔展開だと? ミーナ、本当なのか?」 珍しく食いついてきた、何かあるのか? ミーナ「はい、何でも輸送船を覆うほど大きなシールドだったとか。 ・・・・・・でもそれが何か?」 ルーデル「・・・・・・あの子も使っていたんだ。 それで私達とハイデマリーも助けられたこともある。 練習すれば出来るとはあの子も言っていたが・・・。」 ガランド「それは気になるな。 扶桑の新型機にかつてのエースと同じ技を使う同い年のウィッチか。 男の子だけど、やはり関係者と見ていいだろうな。 どうだルーデル、一度見に行って見ようか?」 ルーデル「そうだな、それがいいカも知れん。」 なにやら嬉しそうに少将が頷いた。 ガランド「よし、これでようやく休暇を消費できるな。」 ルーデル「・・・・・・おい、どういうことだそれは。」 ガランド「当然だろう? そもそも畑違いの所に行くんだから。 しかも視察に同行するとはいえ完全に私情で、な訳だし。」 ルーデル「くっ・・・・・・し、仕方ないな。」 ガランド「そうだ、どうせならハイデマリーも呼ぼう。 彼女も休暇を溜め込んでいて問題になっていたんだ。 どうせロマーニャに行くならみやげ物の一つも頼まれるだろうからいっその事 一週間ぐらい宿でも取って観光でもして来たらいい。」 ルーデル「おいガランド、なにを勝手に話しを広げている?」 ガランド「いや、この前に陛下から休暇を溜め込んでる奴に無理矢理にでも休暇を取らせろ と頼まれていたんだ、丁度いい機会だからここらで一気に休んでもらおうと。」 ルーデル「余計なお世話だ。 それに何故わざわざ休みを取ってまで都市部を動き回らねばならんのだ。 そんな疲れに行くような真似をするぐらいなら山にでも入っていた方がましだ。」 ガランド「お前がそれでいいならかまわないけどな、いくらなんでも潤い無さ過ぎだろう それは。 枯れるの早まるぞ?色々と。」 ルーデル「~~~っ、やかましいわ――――――っ!!」 なにやら妙な方向に話しが向かってしまった。 お茶のお代わりでも頼もうかと周りを見渡すと、丁度、扶桑代表の秘書官がカフェに入って 来るところが目に入った。 ~基地内・医務室~ パチン、パチンと縫合した糸を切る音が響く。 女医「まさか、午前中に縫合した箇所を午後に抜糸することになるとは思わなかったですね。 ほぼ完治してますよ。」 関心すべきか呆れるべきか、そんな複雑な顔で先生が感想を述べながら抜糸した所を消毒 していく。 抜糸も終了した様だ。 宮藤は精も根も尽き果てた、とでも言いたげに僕少尉の眠るベッドへ突っ伏した。 宮藤「はひ~、もう絞りかす程も出ませんよぉ~・・・」 坂本「見事だ宮藤、しっかり任務を遂行できたじゃないか。 良くやったな。」 労いを言ってやると突っ伏しながらも「えへへ~」などと笑い声を上げてくる。 だが、流石に声は弱弱しい、まぁ仕方ないか。 宮藤「まぁ、今回は全力でやらなきゃいけなかったですし。 それに手術後って麻酔が切れた後が結構つらいみたいなんですよね。 麻酔が切れる前に終わらせられてよかったですよ。」 のそのそと起き上がりながらの給った。 確かにあれは中々に辛い。 宮藤「あ・・・先生、僕少尉の負傷って事故とかじゃなくてやっぱり・・・・・・。」 ・・・私としてはそっちが本題だ。 正直な話し、一番聞きたいことだったのだが切り出しかねていた。 宮藤は察しや遠慮と言ったものが無いが、こういうときには返って助かる。 女医「意図的に負わされた負傷、でしょうね・・・・・・。 事故や戦闘で、なんて話しはありがちですけどこんなに都合よく胴体部に集中する はずも在りませんし。 それに何よりも・・・・・・」 シーツを捲る。 傷跡だらけの体が痛々しい、その中でも更に異質な傷跡。 右胸部にある直径1センチほどの火傷と思われる痕が三つ。 女医「煙草でしょうね・・・。 工場なんかでしたら溶接の火球で、と言うこともあるんですけど僕少尉は・・・。」 彼はウィッチだ、そんな作業には関らないしそんな都合よく三つも同じ怪我を負う偶然 など有り得ない。 坂本「先生、この事はミーナ中佐には・・・?」 女医「伝えてあります。 あと、診断報告書にも記載してあります。」 ・・・・・・詰んだな。 野郎とか言う男、軍に所属しながら軍規も倫理も知らんような振る舞いをしていたが最早 軍法会議は免れない処にまで来ている。 奴の所業だと証明されれば銃殺刑も在るかも知れない、まぁ自業自得だが。 宮藤「僕少尉は、一体どれだけの痛みに耐え続けて来たんでしょうか・・・・・・。 普通なら学校に行ったり友達と遊んだりしてる歳なのに・・・・・・なんだろうこれ?」 坂本「何かあったか?宮藤。」 なにか気になる所があるらしい。 胸部中央にある痕に触れ、首をかしげている。 宮藤「この痕、手術痕だと思うんですけど。 何か病気でもしてたんでしょうか?」 女医「その様ですね、割と新しい物のようですが。」 レントゲン写真をライトにかざし先生まで「妙ですね」と首をかしげ始めた。 医療に明るくない私にはまったくついていけない。 坂本「何かありましたか?」 女医「いえ、何も無いんですよ。 肋骨を開いた痕跡が。」 どういう事だろうか、素人目に見てもかなり大きく開いたであろう胸部の手術痕に肋骨を 開いた痕が無いというのはおかしな話しだ。 宮藤「こんな所を開くなんて肺か心臓の手術ぐらいだと思うんですけど・・・ってアレ? 耳と尻尾がでてきましたよ?」 坂本「何?」 シーツをとって見た。 見ると狐の耳と9本もの長い尾が出てきている。 やはり、アレだろうか。 女医「あらあら。」 宮藤「おー。」 ・・・そう言えばまだ服を着せて無かったな。 むぅ・・・・・・歳の割りに中々立派・・・なのか? よく解らんが。 それにしても随分落ち着いているな?宮藤。 ? 「ソコが気になりますか?」 坂本「い、いやソコではなくてだな///・・・・・・だれだ?」 辺りを見回す、僕少尉の体から光る何かが飛び出すのが見えた。 ベッドの横、宮藤の隣に降り立ったそれは瞬く間に人の形をとる。 玉藻「主・・・僕の使い魔の玉藻と申します。 白面金毛九尾の狐・・・と言えばお解かりいただけますでしょうか。 この度は主を助けていただき、真に有難うございます。」 そこに居たのは絶世の美貌と豊満な肢体を持つ女性の姿をとった妖弧。 さらに一礼と共に名乗られてしまった、ならば此方も名乗らねば。 坂本「坂本美緒だ。」 宮藤「み、宮藤芳佳です、ハァハァ。」 女医「女医です。」 宮藤、着物の胸元から零れ落ちんばかりの大きさだがハァハァするな、とりあえず。 お前の趣味はとやかく言わんが相手は伝説の妖弧だぞ? 玉藻「・・・で、気になりますか?ソコ。」 慌ててシーツをかけ直した。 気になどなっていない、と己に言い聞かせつつ向き直る。 坂本「手術痕の方なら気になるな。 しかし、今しがた気になることが増えてしまったぞ。 玉藻の前。」 宮藤「私はむしろ玉藻さんのおっきいのが気になってしまいますっ。 主に張りとか柔らかさとかっ!」 お前、判断能力鈍ってないか? 休んでてもいいんだぞ? 玉藻「確かめてもいいですよ?」 宮藤「いいんですか?ではお言葉に甘えて・・・えへへぇ~。」 坂本「いいのか・・・・・・。」 宮藤が飛びついてしまった。 完全に顔が埋まりきってるなーアレ。 坂本「もう好きにしてくれ・・・・・・。」 なんだかイロイロ投げ出したくなってしまった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ややあってなんとか平静を取り戻せた、瑣末事は置いておこう。 聴きたい事があるなら何なりと、との事なのでとりあえず本題にかかる。 坂本「それで、その手術痕の事は何か知っているのか?」 収まりがいいからと、ベッドに腰掛け宮藤を抱きかかえたままの玉藻に問う。 玉藻「あの男曰く、其処に爆薬とやらを埋め込んだと。」 そう言えばあの男、処分がどうのと言っていたがこれの事だろうな。 女医「・・・在りませんね、金属を含んだ異物なら、かなりはっきり写るんですけど。」 先生がレントゲン写真を眺めながら告げた。 それどころか肋骨にすら開かれた痕が無い。 つまり、皮膚のみを切開した偽りの手術痕であると。 玉藻「その様ですね、私が休眠している間の事とは言えあのような小者の虚言を見抜けな かったとは不覚でした・・・・・・」 悔しさと共に安堵のため息をつく。 偽りとはいえ、主の命を握られ続けていたのだ。 その心情は察しきれる物では無いだろう。 宮藤「でも、なんでそんな事を?」 玉藻「恐らくは完全に道具にするため、と思われます。 あの男、周りの人間には己の言う事を聞かさねば気がすまない気質の様でしたから。」 顔を上げた宮藤の頭をなでつつ、悲しげにそう語った。 そう言うことか。 確かに力を持つものを支配下に置くには効果的とも言える手段だ。 しかし、傷跡をつけてまで行ったあの男は・・・・・・。 坂本「正しく、畜生にも劣る外道だな。 ・・・しかし、どうやって? 他にも人は居ただろうに誰も止めなかったのか?」 玉藻「あの島に居た医者と結託していたようで。 一服盛られて眠っている内に行われてしまった様です。 それに他の者とは切り離されていたのでこの事を知る者は居ませんでした。 今、主が使っている飛行脚とやらを持ち込んだ者たちは異常を察してか何かと気に かけては頂けたのですが、それでもあの男の行いを止めるには至りませんでした。 私も先の戦にて力を使い果たし休眠を余儀なくされ、目覚めてからも主の命を支え 続ける事が手一杯で御座いました故・・・・・・。」 そう言って宮藤を抱えなおす、あれではまるで赤子だ。 と、言うか寝てないか・・・・・・? 妙に気に入られたようだな。 話しを戻そう。 坂本「なるほどな・・・、まぁ安心しろ。 此処に来た以上は手出しなどさせはしない。 それに今、我々の隊の長が上層部への報告と抗議に向かっている。 最早、野郎とか言う男に先は無いだろうな。」 玉藻「・・・左様で御座いますか。 此処に来れたことは、主にとって幸運だった様です。 此処には心強い方たちが大勢いらっしゃるようですから。」 そう言って幽かに微笑む。 まさかあの玉藻の前に期待されるとはな。 坂本「買い被りすぎじゃないか? 一度空に上がれば置いてけぼりを喰うのは必至なんだが・・・・・・」 しかし、玉藻はいいえとかぶりをふる。 玉藻「主は、確かに強大な力を持ち、戦いの術に長けております。 ですが、心と体は修羅場に身を置き続けて耐えられるほど強くはありません。 唯、無理に無理を重ね続けてきただけでございます。 それこそ、自らが無理をしているとも気づかぬ程に・・・・・・。」 雪のように白い僕少尉の髪を尾で撫でつつ語り続ける。 玉藻「主の御髪は、戦に出る前は綺麗な黒髪でした。 しかし、戦い続けるうちに次第に色を失い、色あせるに合わせる様に笑みを忘れ 休む事も忘れ、誰かに頼ることも忘れ、戦いに没頭するようになりました。 戦地から帰り、あの島に渡ってからはあの男からの責め苦を受け続ける日々。 あの者たちが手を尽くして心を保とうとしても主に残っていた物はあの男に脅え 続ける事だけとなってしまいました。」 ちょっと待った。 坂本「誰かに頼る事も忘れたとはまるで一人で戦っていた様にも聞こえるが? 他にもウィッチはいた筈だろう。 一体何時ごろの、どこの部隊の話しだ?」 玉藻「二年と少し前、主がまだ八歳になる前の頃で御座いました。 オラーシャと言う国の東部戦線という戦場、その北の端にある回廊と呼ばれた地の 一角を守る砦、第511統合戦闘航空団に主は使わされました。 其処には確かに魔力を持つものが数名おりましたが、主が着任して間も無い頃に 敵の猛攻を受け、主を残して墜されてしまいました。 それからは主一人で飛ばざるを得なくなり、最後の戦までの半年もの間を一人で 守り続けて居ました。」 東部戦線か。 しかも回廊と言えば、陸、空のネウロイが集中し押し寄せる侵攻ルート上の激戦区だ。 さらに、二年前と言えば、損害の虚偽申告が複数発覚し、補給が手間取るようになった 時期でもある。 坂本「それで一人で戦い抜いていたと言うわけか。 それならあの技量にも納得が行く。 回廊と言えば激戦区中の激戦区だ。 随分修羅場慣れしているとは感じたが、そう言うことか。」 女医「でもそれで完全に白髪化するまでって、一体どんな生活だったんですか? 確かに、疲労とストレスを溜め込んで白髪が増えると言う事は在り得ますけど。 普通なら戦闘の前に過労で倒れると思いますが。」 先生が問う。 医者としては聞き捨てなら無い様だ。 玉藻「居なくなった仲間たちが遺した飛行脚を使いまわし、寝食を忘れて飛び続け、戦い 続ける、その様な日々で御座いました。 私も支えはしていましたが、主の持つ膨大な魔力が有ればこそ成し得たことでしょう。 最後の戦にて総て使い果たし、主は一時的に魔力を失い、私は休眠を余儀なくされ ましたが。」 宮藤「あの、失った魔力って取り戻すことが出来るものなんでしょうか?」坂本「起きてたのか。」 やや思案した後、玉藻は語り始めた。 玉藻「可能・・・ですね。 古きより術者と呼ばれるものたちに伝わる行に臨死界行と呼ばれる荒行が御座います。 力、今で言う魔力を一度つかいはたした後、命を落とす寸前まで己を追い込み 肉体の防御本能を利用して魔力を復活、増幅させる業だとか。 成功率は一割以下と言う低確率のため、今行うものは皆無に等しいそうです。 主の場合は偶然その条件が整ってしまった様ですが。」 つまり、一度死にかけたと。 坂本「命を落としそうになるとは一体何があったんだ? ああ、ついでに聞くがそれは女性の術者でもやれるのか?」 玉藻「主は何でも、増水した川に誤って落ちたと。 この行をおこなっていたのは上がりを迎えた女性の術者か男性の術者が主です。 男性は魔力の衰退が無いので単純に魔力の増幅が目的ですが、女性の場合はさらに 力の維持が目的だった様ですので。 嘗ては殺生石にも魔力を流し込みに来る者がそれなりにおりました。 この行の完遂者は元の倍以上、術者によっては数倍の魔力を得る者も居たとか。」 坂本「そうか・・・・・・。」 それはいい事を聞いた。 かなりの危険は伴うが完遂すれば更に強くなれる。 宮藤「坂本さん、やる気ですね?」 宮藤、いつから心を読めるようになった? 坂本「そ、そんな事は無いぞ?」 宮藤「本当ですね?・・・・・・っと。 そういえば、玉藻さんってずっと昔に殺生石になっちゃってたんですよね? どうやって出てきたんですか?」 そうだった、一番聞きたかったのはその事なんだが衝撃的な話しが多すぎて忘れていた。 玉藻「それは主が殺生石に魔力を流し込んだ故、再び世に出る事が可能になったのです。 必要だった力の九割方は主が与えてくれた物でした。 その時の事もお話しいたしましょうか。 ・・・・・・あれは主がまだ四つの頃でした。 魔力と主の目、千里眼を目覚めさせばかりの主は力の制御が出来ず、閉じこもって いたそうです。 見兼ねた母親が術者に相談し主を連れて殺生石まで赴き、魔力を吸い取らせました。 魔力を失えば千里眼も失い、平穏な生活に戻れると思っていた様ですが。」 しかし、そうは上手くいかなかったと玉藻は続けた。 玉藻「私は世に出て直ぐに主を追いました。 しばらくは近くの山に身を置き、主を見守っておりましたが、ある冬の日に凍った池 に主が転落し、再び魔力を得てしまいました、それも元の何倍も強くなって。 それからは、私と契約し山の中で魔力と千里眼の操り方などを教え始めまして。 物覚えが良かったせいか、すぐに操り切れるようになりました。」 宮藤「なんだか妙に水周りに縁がありますね、嫌な意味で。」 玉藻「その様で、泳ぎは達者な方なのですが。」 つまり、臨死界行とやらを二回も完遂した訳か。 元々膨大な魔力を有して居た様だが、最早底が見えんな。 しかし、殺生石に魔力を吸い取らせるとは危険な事をする。 殺生石とは、京を追われ大軍勢に追い詰められた玉藻の前が変じた瘴気を放ち命を吸い尽くす と言われた石だ。 耐性の無い者が瘴気に触れれば即座に命を落とすか重い病に倒れるかのどちらかだとか。 もしや僕少尉の母親は・・・。 坂本「玉藻、僕少尉の家族はどうなっている?」 玉藻「主の母親は私の元に訪れた後、程なくして病に倒れ、他界してしまいました。 恐らく、身を守るために放っていた瘴気に当てられたものと思われます。 父親は妻の死を受け入れ難かったのか、葬儀のあと主を祖父母に預け行方知れずに。 祖父母も老い先が短い事を悟っていたのでしょう。 一年と経たず、当時から魔力を持つものを集めていた軍に主を預けました。 それからは会ってはおりませんので・・・・・・。」 もしかしたらまだご健在かもしれませんね、と締めくくった。 坂本「それでは、今は天涯孤独も同然か・・・・・・。」 宮藤「そうだったんですか・・・・・・。 それじゃぁ、今まで玉藻さんしかそばに居なかったんですか?」 玉藻「戦に出る頃まではそうでもなかったですね・・・。 と、言うよりもむしろ何かしら傍に居ましたね。 主は色々と引きつけ易い気質だったせいか、山に居た頃は妖等に纏わり付かれてました。 軍に入ってからは教官達が着きっきりで主を鍛えてましたし。 何故か女子ばかりでしたが・・・・・・はぁ・・・。」 当時を思い出してか、深いため息をつく。 中々に苦労があった様だ、女子ばかりと言うのが気になるところだが。 宮藤「モテモテだったんですねぇ・・・・・・。 妖怪さんがそんなにいたのも驚きですけど。」 玉藻「普段は層を隔てた所に居ますので人の前に出る事の方が稀ですね。 それ故か、人の子が珍しかったのでしょう。 一緒に遊ぶぐらいなら問題にもならなかったんですけど、余計な事を教える輩とか 体に手を加える輩とか、挙句の果てに五歳児相手に求婚した者まで・・・・・・。」 思ったよりとんでもない事があった様だ。 宮藤「あ、あの・・・・・・余計な事って何を・・・・・・?」 玉藻「山に居た天狗の女子からなのですけど、格闘術や妖術と共に床技まで仕込まれてまして。 同禽などすると、運が悪いと寝ぼけて就寝中や寝起きに手や口で弄り倒されます。 既に数名その被害に遭っておりますのでご注意下さいね。 法則性は在る様なのですが未だに不明ですので。」 坂本「な・・・・・・」 宮藤「うわぁ・・・・・・」 女医「・・・・・・」 一同絶句した。 妖の類に人の倫理を説いても仕方ないが幾等なんでも早すぎる。 女医「・・・・・・それでは、体に手を加えたと言うのは?」 玉藻「これは山の蛇神からなのですが。 魔力を操る際に掛かる体への負担を無くすべく、体内の力の通りを良くしたついでに ソコが自分好みに育つように強化した様で。 膨張率、硬度、耐久力、持久力、形状が人間の限界に位置するとか。 『色素の沈着も無くしたぞ』などど自慢げに告げられた時には流石に我を忘れて シバき廻してしまいました。」 と、[ソコ]を指した。 ・・・・・・まぁ、脚の付根辺りだ。 女医「それは・・・また、御愁傷様です。」 先生、シーツを捲って観察しないで下さい。 坂本「それで五歳児相手に求婚したって言うのは?」 シーツを直しつつ聞いて見た。 玉藻「これは土蜘蛛の女子なのですが、戯れに主の寝床に忍び込んだ際に先の床技を見舞わ れたようですね。 それから癖になったのか、主に事あるごとに責任取れだの結婚しろだの迫るように。 まぁコレも毎回追い払いましたが。」 物凄く遠い目をしていらっしゃる。 玉藻「主がどういう事になっているのかまったく理解しておられないのが唯一の救いですね。 最も、これから先に何かと思い悩む事になるのでしょうが・・・・・・。」 その表情は正しく息子の心配をする母親の物。 今は私とかわらないぐらいの歳の姿だが、重ねた歳月の賜物なのだろう。 どれくらい重ねたのかは不明だが。 宮藤「なんだか、玉藻さんってお母さんみたいですね。」 宮藤もそう感じたらしい。 玉藻は無自覚だったせいか、少々驚いている様だ。 玉藻「母親ですか?、よく解りません。 子を育てた事など私には御座いませんので。」 宮藤「そうなんですか・・・・・・、あ、有難う御座いました。」 そう礼を述べて、宮藤がようやく玉藻から離れた。 玉藻「もうよろしいのですか? 私なら別にかまいませんけど。」 宮藤「いえ、充分堪能させて頂きました。 それに・・・、ほんとうは僕君を抱っこしてあげたかったんじゃないかなーと思って。 まぁ、いつまでもお借りする訳にもいきませんし。」 玉藻「どうして・・・・・・解るんですか?」 今度はかなり驚かされた様だ。 宮藤、そんな洞察力をいつの間に身につけた? 宮藤「いえ、なんとなくなんですけどね。 大切な子が滅茶苦茶頑張ってたんですから、思いっきり抱きしめて誉めてあげたく なるじゃないですか。 『がんばったね、偉いね』って。 だから、僕君が起きたら、思いっきり抱きしめて上げて下さいね。」 玉藻「はい・・・・・・そうしますね。 此処に来れた事は、本当に幸運だった様です。 ・・・・・・主を、よろしくお願いしますね。」 そう言って微笑み、玉藻は僕少尉の中に戻って行った。 しかし、大役を任されてしまった。 私は新兵の扱いには慣れていても子供の扱いはからっきしなんだが。 ・・・そう言えば。 坂本「宮藤、なんで玉藻が僕少尉を抱きしめたがってると解ったんだ? 九尾の狐を驚かせるなど早々出来る物では無いと思うが。」 宮藤「え?・・・あぁ、それは本当になんとなくなんですけど、なんだか抱っこし慣れてる と思いまして。 あと、妙に嬉しそうだったんですよね。 でも子育てはしたこと無いって言ってましたから、やっぱり僕君なのかなーって。」 坂本「なるほどな・・・・・・」 動機は極めて不純だが慰めにはなったと言うところか。 坂本「しかし、九尾の狐と言えば伝説に残る大妖だぞ。 良く飛びつく気になったな。」 まぁ、軍規違反までしてネウロイの巣にお邪魔した事もあるのがコイツだ。 その大物振りには苦労させられる反面羨ましくもあるが・・・・・・。 宮藤「そういえばそうなんですよね、でも恐そうな感じは無かったですから。 それに、あんな一生に一度拝めるかどうかの逸品は逃せませんね。 おっぱいに貴賎は有りませんし。 僕君専用なんでしょうけど・・・・・・凄かったな~、えへへ~。」 前言撤回、こいつやっぱり只のアホかも知れん。 とりあえずこめかみをグリグリしておく。 宮藤「いたいいたい地味に痛いですぅ~。」 坂本「教育的指導だ、馬鹿者。」 そう言えば、先生はさっきからなにをゴソゴソと・・・・・・。 女医「これは・・・・・・末恐ろしいわね・・・・・・ゴクリ。」 生唾まで飲んでる所が滅茶苦茶不安をあおって来るんだが。 坂本「先生、さっきから何・・・・・・を?おおおおお?!」 宮藤「こ・・・・・・こんなになっちゃうなんて・・・。」 女医「これは充分以上に使用可能ね、サイズ的には。」 先ほどから刺激を与えられていたのであろう。 ソコには天を貫かんばかりの高射砲がそそくりたっていた・・・・・・。 坂本「あんた10歳児に一体何やってんですか!」 女医「何って・・・ナニの触診と、確認?」 宮藤「男の人のってこんなになっちゃうんだー、へ~」 坂本「宮藤!、どさくさに紛れて触ろうとするんじゃない! お前にはまだ早いだろうが!!」 宮藤「あ、ウチの診療所ではこういう所の治療もやってましたから時々目にはしましたよ? こうなったのははじめて見ましたけど。」 妙に冷静だったのはそのせいか、じゃなくてだな。 坂本「いい加減にしろ――――――――――――っ!!」 正直な話し、ネウロイとの戦闘より疲れたかもしれない。 しかし、玉藻の不安も最もだと思う。 こんなの相手にしたら壊れるだろ、常識的に考えて・・・・・・なぁ?